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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百七十九話 特異点崩壊
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              第百七十九話 特異点崩壊
サイド6に向かうロンド=ベル。その先頭にはネオ=グランゾンがある。
ロジャーはそのシュウの愛機を見ながら。こう言うのであった。
「そういえばだ」
「どうかしたのか?」
「あの機体については殆ど何もわかっていないな」
こうグラハムに返した。
「本当に殆ど何も」
「そういえばそうだな」
グラハムも言われてそのことに気付いた。
「シュウ=シラカワ独自の技術があまりにも多い」
「しかも」
ロジャーはさらに話した。
「どうもあのマシンの行くところ」
「何だというのだ?」
今度はカティが彼に問うた。
「ネオ=グランゾンの行くその先に」
「それはわからない」
ロジャーはまずはこう返した。
「彼の心の中は全く読めない」
「そうなんだよな」
パトリックがぼやいてきた。
「あの博士の頭の中だけはさっぱりわからないぜ」
「確かに」
留美も同じ考えだった。
「ですが。おそらくあのネオ=グランゾンにとっても大きな謎ですね」
「そういえば」
ふと気付いたのはスメラギだった。
「あのマシンがあると」
「あると?」
「一体何が」
「妙なことが起こる気がするわ」
こう言うのである。
「何かね」
「そういえばそうだな」
それに頷いたのはカミーユだった。まさにロンド=ベルの初期からいる人物だ。
「俺もあのマシンは長い間見てきているが」
「やっぱりそうなの?」
「ネオ=グランゾン、グランゾンでもいい」
とりあえずどちらもだとされた。
「そのマシンがある世界にはおかしな事件が頻発する」
「偶然?」
ファはまずはこう考えた。
「それは」
「偶然にしちゃ多過ぎないか?」
だがカミーユはまだ言うのだった。
「有り得ない事件が頻発しているんだぞ」
「そういえばそうだな」
サンドマンも実感できることだった。
「私達の世界でもだ」
「ですね」
八雲も彼の言葉に頷く。
「パラダイムシティにしろ東京ジュピターにしろ」
「私自身にしろだ」
サンドマンは自分のことも語った。
「あまりにも偶然が起こり過ぎる」
「ということは」
「やはりあのマシンに謎が」
「だとすればそれは一体」
このことを考えながらサイド6に向かうのだった。
サイド6のコロニー群の前に来た。ここでチカが主に言ってきた。
「ねえ御主人様」
「何ですか?チカ」
「本当に来るんですか?」
「ゲストがですか」
「ええ、そのゼゼーナンとかって人」
この名前が出て来た。
「もうそろそろ時間ですよ」
「来ますよ」
シュウの言葉は何の疑いも不安も持っていないものだった。
「彼の喜びそうな餌を持って来ていますから」
「ロンド=ベルですか」
「そう、そして」
彼はさらに言っ
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