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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十七話 コンクリュージョン
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              第三十七話 コンクリュージョン
「そうか、あいつ等がかよ」
「ああ、そうらしい」
イライジャがロウにそう答えていた。
「連邦軍やザフトからな。来るそうだ」
「また随分と連邦軍も奮発したな」
「それだけじゃないぞ」
イライジャはまたロウに言う。
「何でもティターンズの系列からも人が出るそうだ」
「ティターンズからもかよ」
ロウはそれを聞いてまた複雑な顔になった。
「また随分と気前がよくないか?」
「それだけ大変だということだろうな、今は」
「戦力の集中ってわけかよ」
「簡単に言えばそうだ」
それなら話が通じるのであった。
「何しろ今は俺達が地球圏防衛の切り札だからな」
「随分こき使われているけれどな」
「それは俺達だけじゃない」
イライジャの言葉は冷徹なまでに現実を見据えたものであった。
「今はどの部隊もだ」
「そうなのかよ」
「それはわかっていると思うがな」
「まあな」
ロウもそれは否定しなかった。
「今の洒落にならない御時世だとな」
「最初はこちらに送られるのは十二人程度のパイロットと戦艦が一隻だった」
「それがどうなったんだ?」
「ティターンズから八人、ついでに四人追加でパイロットは二十四人」
「戦艦はどうなんだ?」
「そちらも一隻追加だ」
また随分と話が大きくなっていた。
「かなりの規模になっているのがわかるな」
「戦艦が二隻か」
「あいつ等ともう一隻だ」
ここであいつ等と言ってみせる。
「ハガネやクロガネだけじゃまだ戦力は不充分だというのが上の判断だ」
「まあそれはわかるぜ」
これはロウも実感していることであった。
「毎度毎度十倍かそこいらの数の相手をしているからな」
「辛いものがあるのは事実だな」
「全くだぜ。さっきの戦いにも間に合ってくれればよ」
「それは言うな。今間に合っただけでもいい」
イライジャはそれはよしとするのだった。
「何しろまたすぐにバルマーが来るからな。月を狙ってな」
「そうだな。それじゃあよ」
ロウは応えた。
「その助っ人の合流地点は何処なんだよ」
「月の上空だ」
イライジャはそれも知っていた。
「そこに行くぞ。いいな」
「わかったぜ。それじゃあな」
「行くか」
こうしてまたロンド=ベルに新たな戦力が加わることになった。ロンド=ベルはその合流ポイントに来てそこで彼等を迎えるのであった。
「全くねえ」
助っ人はもうそこにいた。何とそこにいるのは。
「あんた達と一緒に戦うなんてね」
「貴女は・・・・・・!」
エマは彼女を見て思わず声をあげた。
「ティターンズと聞いてまさかと思ったけれど」
「まあ腐れ縁ってやつだろうね」
そこにいたのはライラ=ミラ=ライラであった。
「こっちに転属にな
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