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ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
After days
spring
強化@
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経験もあるだろう。
俺もキリトもアスナも長らく強敵と戦ってきたせいか、感覚が麻痺して気づかなかったが、新生アインクラッドの1層ボスは明らかに強すぎた。


「それって……フロアボスが強化されてるってこと?」

「体感だけどな。あのボスは10層ぐらい……かな?」

「ということは今後は10倍以上の強さ、って考えればいいのね」

「そうゆうことになるな」


途方もない話だった。そのためには出来る限りの装備強化は必要だろう。


「ねぇ、噂なんだけどさ。サラマンダー領の方に《竜の谷》ってあるじゃない?」

「ん?……ああ」

「そこのクエで『噴煙の嶺』ってやつがあるらしいんだけど、そのクエの途中でハイランクのインゴットが手に入るらしいわよ」

「……聞いたことないぜ?ソースどこよ」

「お客から聞いたんだけどね。何でもそこで出てくる竜が滅茶苦茶強いらしくてさ。唯一の成功例はサラマンダーのユージーン将軍が率いた大規模精鋭部隊だけらしいから」

「ALO最強部隊じゃん……。採れるわけないか……」


さらに深くため息をついて立ち上がる。どうやら他を当たるしかないようだ。

素材探して来る、と言って立ち去ろうとするとリズがスミス・ハンマーを振り下ろしてきた。


「いだぁ!?……って何だよ!?」


何が気にくわないのかリズは顔をしかめて俺を睨んでいる。


「あんたねぇ。強敵だからって諦めるつもり?昔のあんたはそんなんじゃなかったでしょ」

「………………」

「行くわよ。今日の昼から」


……マジで?






__________________________________






さすがに2人だけでは勝てるとは思わなかったので、知り合いに片っ端から声をかけ、何とか1パーティーを揃えた。

メンバーは発案者の俺とリズ。集まったのはキリト、リーファ、クライン、アード、セインだ。


ちなみに、来れなかったメンバーの言い分。


セラ「……申し訳ありませんお兄様。新入りは色々と雑用がありまして……」

アスナ「ごめんなさい……お昼から用事があるの」

シリカ「課題が終わりません!!むしろこっち手伝って下さい!!」

エギル「仕入れにちょっと手違いがあってな……」

カイト&ホルン「デート……(!!)」

ユウリ「忙しいわ」

アルセ「ちょっと北関東せいあ……じゃなくて忙しいからごめんよ」



ここまではいい。皆忙しいのだろう。だが、



リオ「だりぃ……」

ハンニャ「……ヒック、ああ?昼から?んー……ぐぅ……」

ヴィレッタ 返信なし。




「やれやれ
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