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茨の王冠を抱く偽りの王
04.茨の王様
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はわからない。

「メイスンだ」

ガイだ。

「ガッ.....」

「早速始めましょうか。ここは時間に厳しいからね、急がないと」

ガイはそう言って、一緒にいた警備員に紙を渡し、警備員は部屋を去る。

「もう話しても大丈夫かな?」

少し間がおかれた。

「よし、全員スタンバイ開始」

ガイはそう言って、通信機を外し髪をしばっていたゴムと眼鏡をとる。

「言い様だな」

「僕がバカだって言いたいんだろ。そっちこそ何しに来たの」

「ある人物がここに囚われている。そいつを脱出させる」

「城戸研ニ。人殺しの」

「そうだ。これから大雲たちが襲撃をかける。お前はここから出たら直ちに地下独房の城戸と合流し、やつのヴォイドを引き出せ、そこから30秒でーー」

「当たり前みたいに言うなよ!!僕はあんたの仲間じゃない!」

「何か言われたのか?誰だ?所長のゴールディーか?」

「ガイ。あんたは何で戦ってるのさ、何のために!」

「何でそんなことを聞く」

「答えろよ、ガイ!!あんたは何一つーー」

その時、急に部屋の証明が落ちた。そして警告音が鳴り響く。

『全職員に警告。システムは何者かのハッキング襲撃を受けダウンしました。現在は予備アレイを使用して再起動中。繰り返します』

「作戦を開始する」

ガイのその声とともに建物内に爆発音が響き渡る。

外には爆撃音が響き渡る。

「時間がないぞ決めろ。動くのか?また立ち止まるのか?」

『シュウ?』

ガイの通信機からいのりの声がする。

「いのり?」

『よかった。行くから待ってて』

「行くってここに?」

「待機だと命令したはずだ。どうしてお前が!」

『ガイ、いのりの位置を確認。施設内に単独で侵入してる、シュウの独房の位置をダウンロードしてるわ。いのりんはシュウを助けるつもりなのよ』

ガイの通信機からツグミの声がする。

「そんな、僕はここにいるのに」

『ダメ、通信切っちゃてる。今は防御がすごく厚いのに』

僕の後ろの扉が開く。

「接見は終わりだ。早く戻れ」

警備員が扉を開ける。
僕はその警備員を押しのけて外に飛び出す。

「あのバカ」

待ってていのり.....僕も今すぐ向かうから。

僕は夢中で走った。
だが、目の前にエンドレイブが現れ、僕を床に押し付ける。

『脱走中の囚人を確保、番号認識中』

「集ぅ!!!」

声がする。聞き覚えのある声が。

エンドレイブは僕の目の前で真っ二つに切り裂かれた。

「大丈夫か、集?」

僕を助けてくれたのは、右手に処刑刀のような剣を持った、....壊だ。
そして、白色の機体
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