暁 〜小説投稿サイト〜
とある星の力を使いし者
第44話
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「ちょっと黒子!!あれを見なさい!!」

麻生が警備員(アンチスキル)の壁を突破したその場には御坂美琴と白井黒子もその場にいた。
白井の空間移動能力で逃げ遅れた学生を救助に向かう所だった。

「あれは麻生さんですの?」

「あいつ、あんな所で何をやってんのよ。」

目の前に盾を持った三人の警備員(アンチスキル)が立ち塞がるが麻生はそれをジャンプする事でかわす。

「黒子、追いかけるわよ!!」

「え!?ちょっと、お姉様!?」







麻生は警備員(アンチスキル)をジャンプして地下街に下りる階段を一気に下りていく。
隔壁が下ろされていて入れない状況だが、ただの鉄の壁など麻生からすれば無いに等しい。

(壁のすぐ傍には逃げ遅れた学生がいる可能性があるから破壊は出来ない。
 それなら・・・・)

麻生は能力を使って隔壁を、正確には隔壁を動かす部分に干渉する。
隔壁を上にあげるとそこから逃げ遅れた学生達が出てくるが、麻生はその人と人の間を抜けていく。
地下街に入った瞬間に隔壁を下ろすように操作して、外から警備員(アンチスキル)が入ってこれないようにした。






美琴は麻生を追いかけるが隔壁が上がった瞬間に、逃げ遅れた学生達の人の波が押し寄せ思うように前に進めなかった。

(何であいつはその人の波で進めんのよ!!)

対する麻生は人の波の間を移動していて、全く追いつく事ができない。
能力を使って人の波を静めたかったが、まわりに警備員(アンチスキル)などがいるのでそんな強引な手段が使える訳がなく、人の波が終える頃には既に隔壁は下がっていた。
少し遅れて白井がやってくる。

「お姉様、少し落ち着い・・・・」

「黒子、あんたの能力で隔壁の内側まで飛んで!」

「ですから一度落ち着い・・「早く、お願い!」・・・はぁ〜、分かりましたですわ。」

黒子は美琴の肩に手を置くと次の瞬間には地下街に立っていた。
しかし、その場に麻生の姿はどこにもなかった。
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