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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二次篇最終部 第一部 孫光龍
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皆・・・・・・」
「護君・・・・・・」
「華ちゃん・・・・・・」
華が前に出る。護と見詰め合う。
「待ってる。私、待ってるから」
「うん!」
護は笑顔で彼女に頷く。二人の心は今通い合っていた。
「行こう、ギャレオン」
護は遂にギャレオンに声をかけた。
「あのギャレオリア彗星と共に僕達の生まれた星を目指して」
「ガオオオッ!」
「護、勇気を忘れるなよ」
護「うん!」
最後に凱の言葉に頷き。遂に護は飛び立った。果てしない戦いへ向かって。
「行ってしまったわね」
「ああ」
皆上を見上げていた。護はそこにいた。凱は命の言葉に頷いていた。
そこに宙が来る。そうして彼に声をかけてきた。
「凱、おめでとうと言わせてもらうぜ」
「えっ?」
「御前が生身の身体になった以上、地上最強のサイボーグの称号は俺のもんだな」
「そうか・・・・・・」
凱はここで項垂れる。しかし宙は笑って言ってきた。
「つまらねえことを考えるなよ。確かに俺と御前は似たような境遇で機械の肉体になっちまったが」
宙はそんな凱に対して言う。
「今じゃこの身体に誇りを持ってる」
「そうか」
「そうさ。それに」
宙はさらに言う。
「御前はサイボーグじゃなくなったが俺と御前の心の底にあるものは同じだろ?」
「ああ」
それは事実だった。凱もその言葉に頷く。
「だったら何も変わりはしないさ。これからもよろしく頼むぜ、勇者」
「俺もだ、宙」
彼等は手を握り合う。続いてケン太が旅立つ番になった。
「ケン太」
サバラスが彼に声をかける。
「そろそろ旅立ちのときが近付いてきている。準備はいいか」
「はい、サバラス隊長」
ケン太は笑顔でその言葉に頷く。OVAがそんな彼に心配そうに声をかけてきた。
「ケン太君・・・・・・」
「北斗七星の向こう、何も無い宇宙の果てで誰かが僕を呼んでいるんだ」
ケン太はそのOVAに対して言う。
「OVA、僕行くよ。広い世界をこの目で見たいんだ」
「行きなさい、ケン太君」
OVAの声は優しい笑みであった。その笑みで彼を送り出す。
「貴方はもう何処へでも貴方一人で行けます」
「ケン太、頑張れよ」
真吾も彼に言う。
「誰も御前を止めたりはしない。だからな」
「また会おうぜ」
キリーも彼を送り出してきた。
「向こうで可愛い子に会ったらよろしく言ってくれよ」
「本当に楽しい時間だったわ」
レミーも笑顔で。彼等は決して永遠の別れだとは思ってはいない。
「ではな、少年よ」
「また会おうぞ」
カットナルとケルナグールが出て来て述べる。
「心強き少年の旅立ち。そのはじまりは何よりも」
ブンドルが薔薇を掲げると。皆が言った。
「美しい・・・・・・」
「そうだ。諸君、感謝する」
一同に対して礼を述べる。
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