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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百四十話 人の見た夢 
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も言う。
「連邦との講和、そしてティターンズとの決着を」
「したい。しかし」
パトリックはまた呻いた。
「大変なことになってしまったな」
「全くです」
彼等は今は頭を抱えるしかなかった。どうすればよいのかわからなかった。
だがそのプラントの深刻な事態にほくそ笑む者達もいた。それはティターンズでもネオ=ジオンでもなかった。彼等は他ならぬプラントの中にいた。
「そうか、上手くったか」
「はい」
一人のザフトの白服の女が同じく白服の仮面の男に語っていた。彼等は今暗い密室の中にいた。
「いいことだ。これでプラントと連邦の講和は難しくなった」
「このまま無制限に戦い合うと」
「そうだ。それにより両者は滅ぶ」
「人類もまた」
「その通りだ」
仮面の男はその言葉を聞いて笑った。邪悪な笑みであった。
「しかしまだ我々にとって邪魔な存在はある」
「ロンド=ベルですか」
「そうだ。彼等にも何かしらの手を打っておこう」
彼は言った。
「すぐにな。いいな」
「わかりました。では」
「まずは普通に動く」
「普通にですか」
「我々の存在は誰にも知られてはいないのだしな」
彼はそう思っていた。ラクスの動きは知らなかったのだ。
「いいな」
「了解」
こうして彼等は姿を消した。後には暗闇しかなかった。
ティターンズの迎撃をまずは撃退したロンド=ベル。しかしすぐに次の攻撃に取り掛かっていた。
「さて、と」
ジュドーがダブルゼータの中で声をあげる。
「また派手にやりますか」
「調子いいみたいだな、そっちは」
「ああ、まあな」
ディアッカにそう返す。
「やってやるぜ!」
「ちょっと、それは忍さんの台詞でしょ」
ルーがそれに突っ込みを入れる。
「駄目よ、他の人のを真似したら」
「まあジュドーはいいかなっても思うけれどね」
エルは意外とそれには寛容であった。
「忍さんは何て言ってるの?」
モンドがジュドーに問う。
「やってやるぜは」
「ああ、いいって言ってくれてるぜ」
ジュドーはそれに答える。
「それどころか御前だけは思う存分使っていいってな。忍さんと俺は気が合うんだよな」
「いいことじゃねえか、それって」
ビーチャが頷いてきた。
「やってやるぜがいいってよ」
「ああ。だから俺も言うぜ」
「いいなあ。僕も一応ケーンに言われてるけれど」
イーノは少しぼやき気味であった。
「当たると痛えぞなんてちょっと言えないなあ」
「そうなんですか」
ニコルがそれを聞いて言う。
「キャラクターじゃないからね。それは」
「それわかります」
フィリスはそれに頷く。
「キャラクターが違うとやっぱり」
「そうなりますよね」
エルフィも同意してきた。
「レイさんもそうですよね」
「そうだな」
何故か
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