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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百三十五話 強襲四天王!
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ない主義なので」
「余計なお世話だ」
マスターは憮然として述べた。そのうえでまた述べる。
「わしは行くぞ」
「お待ちください」
だがウォンはそんな彼を呼び止めた。
「どうした?」
「準備は完全ではありませにょ」
「あの二人は既にいるであろう」
「違います。彼女ですよ」
彼はここでもう一人出してきた。
「まだ彼女の準備が終わっていません」
「いらん」
しかしマスターは不機嫌な顔でその言葉を振り切る。
「あの娘は連れてはいかん」
「何ですと」
「連れていかんと言っておるのだ」
マスターは彼にまた言った。
「必要ない」
「それでは話が」
「黙れ」
それ以上ウォンに言わせるつもりはなかった。
「わしにはわしのやり方がある」
「左様ですか」
「そうだ。わしを誰だと思っておる」
ここで彼は言った。
「東方不敗マスターアジアぞ」
「では貴方だけでも勝ってみせると」
「楽なものだ」
彼にしか言うことが許されない言葉であった。
「わかったら黙って見ておれ。よいな」
「やれやれ。まあいいでしょう」
ウォンも呆れながらもそれに応えることにした。
「ではこちらはこちらでやらせてもらいますので」
「勝手にせい」
遂に部屋を後にした。だがここで不意に咳き込む。
「くっ・・・・・・」
口を押さえる。それから呟く。
「時間はあまりないか。ここが正念場だな」
彼もまた戦っていた。そして今最後の戦いに向かうのであった。
結局アレンビーはまだ見つからない。皆香港の前のマカオに辿り着いても不安は残っていた。
「どうなってるんだ!?」
勝平が言う。
「一体全体よ」
「御免なさい。私もいたのに」
「いや、それはいいよ」
だが彼は恵子は責めない。
「ほんの一瞬だったんだろう!?」
「ええ」
恵子はその言葉に答える。
「本当に。気付いたらもう」
「有り得ないな」
宇宙太がそれを聞いて呟いた。
「あのアレンビーさんが一瞬でさらわれるなんてな」
「そうだよな」
それは勝平にもわかる。
「あの人がな。そう簡単に」
「さらうには無理があるわよね」
恵子も言う。
「やっぱり」
「無理があるなんてものじゃない」
それにタケルが応えた。
「アレンビーをさらえるなんてそれこそかなりの超能力者か戦闘力の持ち主だ」
「超能力」
「戦闘力」
ここでロンド=ベルの面々の顔色が一斉に変わった。
「そうなると」
「いるのは」
「BF団は壊滅している」
京四郎はまずは彼等の可能性を打ち消してきた。
「だから奴等じゃない」
「一番怪しいんだがな、いたら」
宙がそれに述べる。
「けれどいないんだったら仕方がないぜ」
「そういうことだ」
BF団の異常な戦闘力は彼等も知っていた。しかしその可能性
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