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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百二十七話 天使の剣
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「おお、いいですなそれは」
キサカもそれに乗ってきた。
「オーブに来ないかい?それでさ」
「いえ」
だがベンはそれをやんわりと断ってきた。
「私は今の職務に満足しておりますので」
「ああ、そう」
「ううむ。我々の負担を何とか減らさないと」
「艦長はどうかな」
「どうでしょうね」
今度はトダカに顔を向けていた。
「丁度身内だしさ」
「そうですな。丁度」
「ユウナ様」
そこへトダカが声をかけてきた。
「あっ、聞いていたの」
「キサカまで」
「う、うん。ちょっとな」
キサカは同僚に睨まれて慌てて態度を変える。
「さっきから黙って聞いていれば」
「いやあ、君も大変だと思うけれど」
「やはりクサナギの艦長として」
「それならもう適役がいるではありませんか」
「えっ、誰だいそれは」
「一体」
「ほら」
「何ィッ!?」
話を振られたアズラエルがギョッとした顔を見せる。
「アズラエルさん、出番ですぞ」
「僕はオブザーバーじゃなかったっけ」
「最近暇そうですし。どうでしょうか」
「いやあ、これでもさ。結構財団の仕事が」
極めて白々しい嘘をついて逃げようとする。しかしそうはいかなかった。トダカも必死である。
「まあストレス解消に」
「逆にストレス溜まると思うけど」
「いやいや、そうでもないですので」
「同じクサナギの乗組員としてだね」
「是非ここは」
ユウナとキサカも乗ってきた。
「だからさ、君達は民間人に対して」
「乗ったが最後です」
トダカの口調が有無を言わせぬものになった。
「それにこれは艦長命令ですので」
「ちょっと待ってくれ、責任者って確か」
「いやあ、船のことは全部彼に任せているんだよ」
ユウナはそう言って逃げにかかった。
「ほら、僕は首相で参謀総長だから艦長じゃないしさ」
「だからといって」
「いやあ、助かるよ」
ユウナは話を強引に収めにかかってきた。
「善意ある協力者のおかげで」
「我々は救われます」
「そんなに厄介なら隔離してみては」
「・・・・・・私は猛獣か?」
四人のあまりものやり取りにカガリは憮然とした顔になっていた。
「さっきから黙って聞いていれば」
「少なくとも檻に入れられたマントヒヒよりは凶暴だな」
「何だとっ!」
すぐにシンの言葉に反応を見せてきた。
「マントヒヒだと!御前言うに事欠いて!」
「そうじゃなきゃ何だ!マンドリルか!」
「同じだろうが!私は猿か!」
「そうだろ!まだ尻だって青い癖に!」
「なっ、な・・・・・・」
その言葉に顔を真っ赤にさせる。
「私の尻が青いだと!」
「そうだろ!胸だってないしな!」
「貴様!私はこれでもな!」
カガリはムキになって言う。
「スタイルには自信あるんだぞ!胸だって!」
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