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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百二十六話 明けない夜
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リアにしてもかなり変わった人生になってしまっているのは感じていた。この前までオーブにいたのに今では北欧だ。そうも言いたくなる。
「それでティターンズはどうなったんだ?」
ディアッカがモニターに出て来た。
「美人の艦長さん、そっちじゃ何かわかってるかい?」
「あら、いきなりナンパかしら」
マリューはディアッカの美人という言葉に反応を見せてきた。
「デートのお誘いは戦いの後よ」
「あれっ、そうくるか」
ディアッカはマリューの言葉に目を丸くさせてきた。
「てっきり大人をからかうんじゃありませんって来ると思ったんだけれど」
「甘いわね、まだまだ」
マリューはまた笑ってそう述べた。
「大人の女は誘いは無下には断らないものよ」
「そりゃまた」
「今のところこちらにも報告はなしよ。そちらのニコル君からの報告よ」
「そうだったのかよ」
「あとはボルフォッグが出ているから彼の報告もあるわね」
「そうか」
「ついでにフェイちゃんも出てるわよ」
「あの姉ちゃんね」
「こら、少年」
そこに早速フェイの声が出て来た。
「そんな呼び方はよくないわね」
「おっ、いたのかよ」
「このフェイちゃんの耳は地獄耳なのよ。覚えておきなさい」
「こりゃまた」
「御姉様と呼びなさい。いいわね」
「御姉様か。何かなあ」
「何?」
「あのベルサイユがどうとかいう漫画みてえだな」
「あら、少女漫画も読むの」
「漫画は結構好きだぜ」
ディアッカはそれに応えて言う。
「他には花とゆめとかああいうのもな」
「あんたって意外と色々な趣味持ってるのね」
「そうかね」
「そういうところ気に入ったわ。よく見ればハンサムだし」
「よく見ればかよ」
異様に引っ掛かる言葉ではあった。
「それでね」
「ああ」
フェイは報告をはじめた。
「こっちも何もなしよ」
「そうか」
「敵が来ているのは確かだけれどまだ私達の前には来ていないわね」
「まあ時間の問題だろうな」
「そのうち目の前にドカッとおでましってわけだ」
ハッターが嬉しそうに言う。
「それで派手にバトルってわけだ」
「何かあんた楽しそうだな」
「おう!俺は何時でもハイテンションだぜ!」
「頼むぜ。あんたも頼りになるからよ」
「おう、行くぜブラザー!」
「・・・・・・・・・」
テムジンはそれに答えはしない。かわりにライデンが応えた。
「わかった」
「よっし!」
「めげないね、どうも」
ディアッカはそんなハッターを見て言う。今のところ彼等の前は穏やかであった。
だが次の日はそうはいかなかった。朝から警報が鳴りっぱなしであった。
「ティターンズ接近!正面からです!」
「数は!」
ブライトが報告したサエグサに問う。100
「三千程です」
「三千か」
ブライ
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