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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九十八話 復活!ギガノスの蒼き鷹
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                 第九十八話 復活!ギガノスの蒼き鷹
  「ククルだったな」
レーツェルは大空魔竜の食堂の一席で茶を飲むククルに声を掛けた。
「そうだが」
「我が友と手合い、どうだったか」
「最初は憎しみしか覚えなかった」
ククルは彼にそう答えた。
「だがな」
「認識が変わったか」
「うむ。あの男の剣と共にな」
彼女は落ち着いた声でこう述べた。
「器の大きい男だな」
「うむ」
レーツェルはその言葉に頷く。
「わかってくれたようだな」
「最初はな。違ったが」
憎しみに囚われていた時のことを言う。
「だが。何度も剣を交えるうちにわかってきた」
「そうか」
「あの男の人として、戦士としての器を」
「見極めたのだな」
「そうじゃ。ゼンガー=ゾンボルト、見事な男じゃ。あの男の器、何処までなのか見極めさせてもらう」
「それだけかな」
「というと?」
「貴殿は。それだけを見極めに我々のところに来たのか?」
レーツェルはさらに問うた。
「そこは。どうなのか」
「意地の悪い男じゃな」
ククルはその言葉を聞いて笑う。それまでになく穏やかな笑みであった。
「わらわも。わかったのじゃ」
そのうえで言った。
「人としてな。何を為すべきか」
「そのうえで先程オルファンと我々を護ったのだな」
「左様。わらわは人間じゃ。ならば人間の為に戦おうぞ」
「わかった。では貴殿を迎えよう」
「うむ」
こうしてククルはロンド=ベルに加わった。それを確認してレーツェルは話題を移した。
「ところで」
「何じゃ?」
「今飲んでいる茶は。何か」
「緑茶じゃ」
ククルは答えた。どうやら彼女は茶が好きなようである。
「そうか。緑茶か」
「下りものじゃぞ」
「ほう」
レーツェルは下りものと聞いてさらに声をあげた。
かって日本の関西地方のことを上方と呼んだ。そこから来るものを下りものと呼んだのである。主にこの茶や着物等が主流である。
「それはいいな」
「美味いぞ。一杯どうじゃ」
「そうだな。次の機会に」
「茶は日本のものに限る。それも京都の」
「さらにいいな」
「自分で入れるとな。尚よい」
「茶を自分で入れるのか」
「左様」
ククルは今度は優雅な笑みを見せた。
「こう見えても。味には五月蝿くてのう」
「結構なことだ。実は私もな」
「ぬしもか」
「料理には自身がある。和食にもな」
「よいのう。わらわも料理は得意じゃぞ」
「その茶を見ればそれはわかるな」
「そういえばクスハという娘がいるのう」
「ああ」
レーツェルはそれに応えた。
「あの娘も。料理が好きと聞いたが。どうなのじゃ」
「悪いことは言わない」
レーツェルは前以ってそう断った。
「命が惜しいのなら。彼女の料理に
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