暁 〜小説投稿サイト〜
混沌の魔術師と天空の巫女
第2章 妖精の尻尾
ナツVSグレイ!!
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まとい弾丸のごとく跳び、
グレイさんは両腕に氷刃を出し、地面を蹴り、音をたて、2人は衝突する。








結果は・・・







「ナツが勝った!」

「さすがサラマンダーね・・・。」

「ナツ、つよーい!」

ナツさんの勝利に喜ぶハッピー、シャルルとミントはナツさんの強さを感心する。

「そうね、さすが。」

「・・・?」

不敵な笑みを見せるダフネさん。

「おいおい、何時までも寝た振りしてんじゃ・・・」

起きないグレイさんに近づくナツさん、だが・・・!

「足、冷てぇ!!!!」

「だから・・・お前は甘いってんだよ。」

「ハイハイハイ、ご苦労さんね。ヒデュン・ダークネス!」

その言葉と同時に紫色の魔法陣がナツさんの下に現れ、
ナツさんはそこに落ちるかのように消えた。

「何っ!?」

俺達は急いで、ナツさん達の所へ行った。

「ナツー!」

「ナツさん!」

到着してすぐに、ハッピーとウェンディが穴に駆け寄り覗き込むが、
ナツさんの姿はまったく見えなかった。

「グレイさん・・・まさかあんた・・・。」

「最初からここにおびき寄せるのが目的だったのね。」

俺に代わりにシャルルが言った。

「ああ・・・まぁ、作戦勝ちってとこだな。」

「パワーでは負けたくせに、偉そうにすんな!!」

「そうだそうだ!!」

ハッピーとミントの言葉に怒ったのか、
グレイさんは2人を捕まえて、穴の近くに連れてった。

「テメェ等も、ここにぶち込むぞ!」

「やめてください!」

俺が2人を救う。

「ハイハイ、それはやめてちょうだい。
 せっかくサラマンダーを捕えたのに、余計なものを混ぜないで。」

「ちっ!」

「何か失礼だね。」

「これがあなたの目的だったんですか・・・?」

「そう。これで私の研究が、完成する。」

「それは一体、どういう・・・。」

「ハイハイ、それじゃあ私達は失礼するね。」

ダフネさんとグレイさんは現れた魔法陣によって消えた。

「何っ!?」

「消えちゃった!!」

さらに、俺達をとんでもないものが襲う・・・!

ゴゴゴゴゴ・・・!

「な、何!?」

「まずい!この宿、崩れるぞ!!」

「私達、生き埋め!!」

「早く脱出するわよ!!」

「でも、どうやって!?」

俺達は魔法の壁があって出られないけど・・・。

「崩れるんだから、もう消えてるんじゃないの?」

「まさか!?」

「・・・・・・。」

俺は近くの窓を開け、腕を伸ばした。

「・・・魔法の壁は消えている様だ。出れるぞ!
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