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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第一章
七話 始まりへ
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して安堵からか全員から一瞬意識が逸れた事を、クラナは敏感に感じ取る。と同時に、妹の意識が完全に飛んでいる事を確認して、クラナは小さな声で。それこそ、アルにすら聞こえないような、本当に小さな声で、言った。

「……良く頑張ったな。ヴィヴィオ」

────


新暦79年。春。

とある、二人の少女が、こうして出会った。
そして時を同じくして……ある少年は、自らの本当の心の欠片と、この時出会う。

彼等の物語の、これが、始まり。

とある二人の少女と、とある一人の少年の……否。あるいは、その周囲に居る、全ての人々との……恐らくはある程度以上には、鮮烈(ヴィヴィット)な物語の……これが、始まりの、始まり。



──第一章 《長い、長い、始まり》 完──

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