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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十一話 クワサンの謎
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                 第八十一話 クワサンの謎
バルマー帝国は多くの民族からなる星間連合国家である。その中心には言うまでもなくバルマー人がおり、霊帝と貴族達による封建主義体制となっている。その帝都はバルマー本星にある。
その帝都で今密談が行われていた。暗い玄室においてである。
「地球の方はどうなっているか」
若い男の声がまず聞こえてきた。
「ハワイにおいて敵軍と交戦した模様です」
四つの目を持つ仮面を着けた男がそれに応える。
「ですが結果は思わしくなかったようで」
「敗れたのか」
「残念ながら。今は戦力を立て直しているところです」
「そうか。マーグには次の作戦を考えておくように伝えよ」
「はっ」
「ロゼにもな。よいな」
「畏まりました。ところでその銀河辺境方面軍全体のことですが」
「何かあったのか?」
「第四艦隊、第七艦隊に続き第三艦隊までもが消息を絶ちました。どうやら宇宙怪獣、若しくはデントラーディの攻撃により壊滅したものと思われます」
「第三艦隊までもか」
「如何致しましょうか」
「そうだな。再編成に取り掛かろう」
若い男はそれに応えてすぐに決断を下した。
「まずは七個に編成しなおす」
「はい」
「第八艦隊を壊滅した三個艦隊に振り分けよ。足りないものは占領地及び補充兵を充てる」
「わかりました」
「そしてマーグだが」
「どうされますか?」
「今銀河辺境方面軍の司令官は誰か」
「今は空席となっております」
「空席か」
「司令官であったバラン=ドバンが近衛軍司令官となりましたので」
「そうだったな。では今は適任者はマーグしかいないということこになる」
「宜しいのですか、それで」
仮面の男の声がくぐもった。
「何がだ?」
「マーグは。あの家の者ですが」
「だが十二支族ではあるな」
「はい」
「ならばよい。方面軍の総司令官ともなれば然るべき身分の者でなければならない」
男はむべもなくこう答えた。
「十二支族でなければな。わかったな」
「はっ」
「そしてだ」
男の言葉は続く。
「その補充戦力だが」
「どう御考えですか」
「今銀河辺境方面軍はバルマーの正規軍の他にキャンベル、ボアザン、ポセイダル、そしてムゲの援軍を得ているな」
「はい」
「そこからさらに徴兵せよ。そして足りなければ」
「足りなければ?」
「グラドス人達を使え」
「グラドスをですか」
「そうだ。よいな」
「畏まりました」
仮面の男はそれを聞いて頭を垂れた。
「ではその様に」
「わかったな。あの者達を使え」
「はっ」
「そして本星とその周辺の備えは近衛軍に任せよ」
「わかりました」
「我々は今また拡大期に入ろうとしている」
男の声は何故か空虚なものであった。政治を、そして野
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