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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0087話
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。彼には既に自白剤を投与してあるから、後は質問するだけだ」

 ヴィンデルがオウカとクエルボの2人に説明をし、近くにあったスイッチを押してマジックミラーの向こう側へと声を掛ける。

「まず最初の質問だ。お前は誰の指示でシャドウミラーの区画へと侵入した?」
「アギラ・セトメ博士」
「っ!?」

その言葉を聞き、思わず息を呑むオウカ。だがヴィンデルはそんな様子を気に掛ける事もなく質問を続ける。

「侵入した目的は?」
「シャドウミラーの持っている技術情報を盗み出す事」
「報酬は?」
「アースクレイドル内でより高い地位を」
「侵入がバレた時の事は考えなかったのか?」
「何かあった場合はアギラ・セトメ博士が全てを揉み消し、後ろ盾となってくれる約束をしてくれた」

 ……なるほど。捕まった時に妙に強気だったのはアギラの後ろ盾があったからか。

「そんな、嘘。母様がそんな事を命令する筈がないわ。……そうよ。あの男にああいう風に言わせるように投薬をコントロールしたのですね!?」

 男の発言にショックを受けつつも、やはり暗示はまだ強固に掛かっているらしく自分の尊敬するアギラを庇う。
 チラリとクエルボの方を見ると、こちらは罪悪感を感じているのか暗い表情をしている。

「……アラブ半島でハガネの部隊と戦った事を覚えているか?」
「な、何を急に? もちろん覚えています。ラトを救う為の戦いを忘れる訳ないじゃないですか」
「では、その時に俺が言った事は覚えているか?」
「アクセル大尉が? ……いえ、そもそもあの場にアクセル大尉はいなかった……いなかった? いえ、私は確かあの時に……」

 良し。俺の言った言葉が余程印象深かったのだろう。記憶を操作されてもまだ心のどこかに残っていたようだ。

「アクセル大尉、何を!?」

 咄嗟にクエルボが声をかけてくるが、量産型Wに合図して取り押さえる。

「あの時も同じような事を言ったが、改めて言わせて貰おう。今のお前は人型の機械ではあっても、人間ではない。少なくても俺にはそう見える。例え構成部品が生身だとしても、与えられた記憶と感情をそのまま信じている今のお前は、とても人間には見えない。そんなお前だからこそ、アギラに言われるままにラトゥーニを地獄へと引きずり込もうとしているのだろう?」
「違う! 私はラトを救おうと!」
「……本当に、か? ラトゥーニがアギラの手に渡って救われると、本当に信じているのか?」
「当然です!」
「……クエルボ博士、お前はどう思う?」

 尋ねられたクエルボがアギラのような性格なら、オウカの言葉をすぐに肯定していただろう。だが、クエルボは根本的な部分で非道になりきれない。つまり、人が良いのだ。
 そしてアギラの今までやってきた事を知っ
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