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フリージングとイレギュラー
狼は飼い馴らすことが出来ない
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つまり、シュバリエは俺を飼い馴らしたいのか?」
「そういうことになるわね」
「………くく」
「どうした、蒼騎?」
「………く、はははははははは!!」


二人は俺がいきなり嗤っていることに驚いている。


「なんで笑っているんだ?」
「いや、俺を飼い馴らすことが出来るという幻想を抱いているなんて、シュバリエも頭がおめでたい奴らなんだなと思ったら、ついおかしくてな………くくっ!」
「世界中が貴方の敵になると言ってるのと同義よ? これは………」
(オレ)を飼い馴らすことなんか出来ねぇよ」


逆に喰らってやるよ。
俺を飼い馴らすってことがどれだけ愚かで傲慢なのかをな………
そんな時だった。
校庭の方からヘリが一機降りてきた。


「………どうやら、シュバリエの行動は早いらしいな」
「「えっ!?」」
「俺を確保しに来たか、討伐しに来たかのどっちかだが、まぁ前者だろう。この場合」


二人は窓を開けて、校庭の方を見てみるとヘリから次々とシュバリエのパンドラ達が出て来ているのが見える。
総計10人か。
よくもまぁ、ぞろぞろと来たもんだ。


『蒼騎 真紅狼! 出て来い!! 私達はシュバリエのパンドラだ!! 貴様を拘束する!!』


いやはや、あちらから誘ってくれるなんてここは応えないと彼女達に失礼だな。


「俺は“ダンス”の申し込みが来たのでそのお誘いを受けてくるよ」
「蒼騎、お前、まさか………?」
「彼女達が態々舞台を作ってくれたんだ、誘いに応じるのが紳士と言うモノだろう?」


俺は立ち上がり右手には『七ツ夜』を持ち出し、部屋を出て行き校庭に向かった。


「貴様が蒼騎 真紅狼だな?」
「ああ。俺が蒼騎 真紅狼だ」
「貴様を拘束する」
「やってみろ」


そこから、お互いに得物を持ち………………ぶつかり合った。
〜真紅狼side out〜


さぁ――――――――――――――――殺し合おう。
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