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フリージングとイレギュラー
突然の帰宅
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そのつもりでいてくれよ?」


脅迫レベルで、記者及び馬鹿政治家どもに言い放ち、俺はその場を去った。
そして、俺は再びウェストゼネティックスに戻る準備をしてヘリポートに向かう際に源吾から誘いを受けた。


「蒼騎くん。今年の冬、全ゼネティックスの一年生のパンドラの中でも最上級パンドラを集めようと思うのだが、その時にキミも来て欲しい」
「俺がか?」
「そうだ。最上級パンドラ達の実力がキミをどこまで本気に出来るかを試したくなってきてね。冬まで行けば、それなりに力もつき突き出てくる筈だからな」
「まぁ、楽しそうだな。逆に倒しちまってもいいんだろう?」
「ああ。倒された時はキミの力は未知数ということが証明されるからな。ある意味、世界最強の男として謳う事になるな」
「通り名なんか俺にはどうでもいいんだが………分かった。その誘い受けさせてもらう」
「有難う。助かるよ」
「じゃあ、源吾。たまに訪れるかもしれんが、身体に気を付けろ」
「キミも頑張りたまえ」


俺はヘリに乗り込み、ウェストゼネティックスに戻っていった。
………………あ、シフォンのこと忘れてた。
〜真紅狼side out〜


〜アーネットside〜
真紅狼がシュバリエに召喚されてから三日が経ったが、未だに帰ってこない。
しかも、召喚されてからその後、すぐに総本部近くでノヴァが出現したらしいが死傷者が0という情報が流れ、全ゼネティックスと世界中は驚いた。
たった一体だけのノヴァでも死傷者は少なからず出る筈なのに、今回は0という結果に皆は騒ぐ。
しかも、一人でノヴァを倒したという驚愕の事実でさらにヒートアップした。
今では誰が倒したのか皆、考えているらしい。


「エリザベスは誰だと思う?」
「シュバリエ最強のパンドラ、イ=スナさんじゃないですか?」
「皆と同じ予想ね〜」
「では、そう言う貴女は誰ですか?」


エリザベスに返し聞きをされて、頭の中で最初に浮かんだのは真紅狼だったが、すぐさま振り払った。


「ん〜、私もエリザベスと同じかな〜」


エリザベスに悟られぬように、余裕を持って受け答えした。
だけど、バレていたようだった。


「嘘ですね。最近の貴女は、なんでもかんでも真紅狼さんのことを思い浮かべてしまう筈です。さっきも真紅狼さんが思い浮かんだじゃないですか?」
「うっ////」
「………図星の様ですね、アーネット。もしかして一目惚れでもしましたか?」
「…………そうかもしれないわね。最初に真紅狼と話した時に、“もっと真紅狼のことが知りたい”って思っちゃったのよ」


エリザベスの部屋で話しているので、私は胸の内を語る。


「へぇ、そりゃ、嬉しいね。俺なんか男を惚れるなんて、いっそのこと
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