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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第五十九話 燃える地球
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「いいね、じゃあお願いしようかな」
 アイビスはそれを聞いて頬笑みを浮かべた。
「今回は同じ小隊でいこうか」
「はい」
「宜しくお願いします」
「それじゃあ私とレーツェルはイルム、リンと組むわね」
「ええ」
「申し訳ないですけれどお願いします」
「いいのよ。年寄りは年寄りで固まりたい時があるし」
「おいおい、私も年寄りか」
 レーツェルはそれを聞いて苦笑した。
「全く。好き勝手言ってくれる」
「男は歳をとると渋みが加わるからいいのじゃなくて」
「知らない言葉だね。女は歳をとると磨きがかかるとは聞いているけれど」
「言ってくれるわね」
「それはお互い様」
 二人はそう言い合いながら笑みを浮かべる。だがそれで話はまとまった。
「それじゃあ行きますか」
 ジュンコが言った。
「敵もスタンバっていうことだろうしね」
「そうでしょうね、彼等のことだから」
 マーベットも言う。
「いつものこと。気にしないでいきましょ」
「けど迂闊に前には出ないで下さいね、ジュンコさん」
「こら、それは子供の言うことじゃないわよ」
 そう言ってウッソに返す。
「大人が子供に言うことよ。覚えておきなさい」
「はい」
「そこで納得するからウッソなんだよな」
「オデロはもうちょっと素直にね」
「はいはい」
 マーベットの突っ込みに返す。
「何か俺の場合は子ども扱いなんだよな」
「実際子供じゃない」
「それはそうだけれど」
「では総員出撃」
 ブライトが命令を下す。
「攻撃目標はネオ=ジオン。だが作戦行動時間は八分とする。それを過ぎれば我々も降下する」
「地球にですね」
「そうだ。目標はダカール。いいな」
「了解。それでは」
「よし。作戦開始!」
「はい!」
 こうして総員出撃した。その前にはもうネオ=ジオンの艦隊がいた。既に降下態勢に入っていた。
「クッ、もう降下態勢に入っていたか」
「ようこそ、ロンド=ベルの諸君」
 モニターにハマーンが姿を現わす。
「ハマーン」
「よく来てくれたと言いたいが少し遅かったようだな」
「クッ」
「既に我が軍の殆どは降下態勢に入っている。出迎えに来てくれたのなら話は別だ」
「ハマーン、そんなことを言っていられるのも今のうちだぜ」
 ジュドーが叫ぶ。
「どっちにしろ地球で御前等を倒してやるからな。覚悟しな」
「ジュドーか」
 ハマーンは彼を見据えた。
「相変わらず元気なことだ。だが今ここで私を倒すことはできぬぞ」
「チッ!」
「会うのは地球でだ。その時を楽しみにしている」
「待てハマーン」
 今度はクワトロが言った。
「・・・・・・シャアか」
 彼の姿を見て顔色が変わった。急に険を深めた。
「またしても私の前に姿を現わしたというのか」

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