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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第五十九話 燃える地球
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いざという時これでは心もとないな」
 ブライトの言葉は続いた。
「グレンダイザーはいけるのですけれどね」
「残念だがあれは今ラ=ギアスにいるしな」
「失礼、そうでした」
 ケーラは自分の言葉を引っ込めた。
「後は・・・・・・ゴッドマーズですか」
 エマがふと呟く。
「ゴッドマーズだといけるのではないでしょうか」
「そうだな」
 ブライトはまず頷いた。
「タケル、そこはどうだ」
「いけることはいけますけれど途中の操縦はかなり落ちると思いますよ」
「どういうことだ、それは」
「ゴッドマーズが地球に降りた時も本当は何処に降りるかわかりませんでしたし。六神もバラバラでしたから」
「そうか」
「それじゃあゴッドマーズも無理ですね」
「すいません」
「いや、謝ることはない」
 ブライトは申し訳なさそうな顔をするタケルを宥めた。
「仕方のないことだからな」
「はい」
「大気圏でも自由に動けるマシンは流石にないか」
「ゼータだけでは不安ですね」
「それならあたしのがあるよ」
「アイビス」
 アイビスとツグミがそこにやって来た。
「アルテリオンは元々宇宙飛行用だからね。単独で大気圏突入も可能なんだ」
「宇宙に出ることもできます」
 ツグミがここで一言付け加えた。
「そうだったのか」
「そうだったのかって言わなかったかな」
「いえ、初耳よ」
 フォウが言う。
「言ったかも知れないけれど皆忘れていたかも」
「やれやれだね」
 アイビスはそれを聞いて苦笑いを浮かべた。
「まあ実際に使う機会もなかったから仕方ないか」
「そういえばそうだな」
「それは置いておいてね。そういうわけだから大気圏でも自由に戦かえるよ」
「そうか」
「だからいざという時は任せて。後ろは引き受けるから」
「よし」
「ただ、一機だけだと貴女達に負担がかからないかしら」
 エマがふと言った。
「何、そんなの気にしないよ。アルテリオンだからね」
「そういう問題じゃないわ。大気圏で何かあったら本当に命がないわよ」
「命なんて。戦争してれば何時死ぬかわかったもんじゃないし」
「そういう問題じゃないの」
 エマの声が強くなった。
「無駄死にはよくないわ。いいわね」
「けれど実際に大気圏で満足に戦えるのはアルテリオンなんだろ?」
「それはそうだけれど」
「だからどのみちいざって時はやるから。任せてよ」
「一機だけじゃないですよ、アイビスさん」
 アラドが言った。
「あら」
「ゼオラも」
「俺達のビルトビルガー、ビルトファルケンも大気圏で戦えますよ」
「そして突入もできます。安心して下さい」
「そうだったの」
「はい。何せ特別製ですから」
「私達もいますから。アイビスさんもツグミさんも安心して下さい」

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