暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー エターナルインフィニティ
第十六話 四人の竜その七
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
処か荒々しい感じがするが同時に邪気のなさも感じられる。
 竜司達の学園の制服だ。ただしよく見れば尻尾が見えるし耳も違う。犬、いや狼のものである。彼女の名はアイ、狼少女である。
 そのアイがだ。こう言うのである。
「私達は待っていればいいの。スサノオが仕掛けてくるのよ」
「そうなりますよね」
 ブルーグレーの長い髪にパープルの瞳のだ。貴族の令嬢の様な娘だった。楚々とした外見が儚げである。ホワイトドラゴンのマルガだ。
 彼女はだ。アイの言葉に応えて述べた。
「この場合は」
「そうなんです。スサノオはあれでかなりせっかちでして」
 静香はかなり砕けて話していた。
「絶対に自分から仕掛けてきますから。それもすぐに」
「おや、本当に短気な神様みたいですね」
 無造作な黒髪に眼鏡、そして白衣の如何にも科学者という男だ。戸倉である。
 その彼がだ。静香の言葉に笑ってこう返した。
「それでは私達は少し待っていればいいですね」
「はい、そうするべきです」
「そうですね。ではこちらは隙を作るべきですね」
 戸倉は別の笑顔になって述べた。
「そのうえでスサノオを迎え撃ちましょう」
「あの、それは危険が大きいんじゃないですか?」
 危惧する顔でだ。竜司は言うのだった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ