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リリカルってなんですか?
本編前
第一話
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身になるまで延々と同じようなことを考え続けた結果の結論である。人間、不思議なもので一年以上この身に慣れてくると生まれ持った順応性でこの世界に慣れてしまうらしい。

 まあ、せっかく生まれ変わったのだから生前(?)とは少し違ったことを楽しんでもいいかもしれない。

 前世(?)に未練がないのか、といわれれば、多少はあるかもしれないが、家族が両親ぐらいで、友人もあまり深い付き合いもしなかったし、恋人もいなかった身としては、せいぜい、親より先に死んでしまったなぁ、程度である。

 ともかく、僕は現在の今を受け入れており、明日から二度目の小学生になる。
 入学する学校は、僕が住む町『海鳴市』にある『聖祥大学付属小学校』である。



 ◇ ◇ ◇



 小学校の入学式というのは実に微笑ましい、と上から目線で思ってしまうのは二十歳まで生きてきた記憶があるからだろうか。己の体躯を見れば、彼らと身体の大きさはほぼ変わらないし、目線すらも変わらないのに、初めて見る校舎に緊張し、中には親と離れて泣きそうになっている彼らを見ると、どうしても微笑ましくなってくる。

 僕は保育園時代からの友人―――これだけ物の考えが違うのだから対等の友人というには役者不足かもしれないが、まあ、保育園時代から半ばガキ大将のようなことをやっていた僕の仲間の一人だと考えればいいだろう。

 近所の保育園に行っていた僕だが、やはり精神年齢が高いというのは考え物だ。精神年齢が同じであれば、彼らと同じように駆け回って遊べただろうが、如何せん身体は子供、頭脳は大人を地でいく僕だ。彼らと同じように遊んでいながらも心は、公園で子供を見ている母親のような気分だ。

 急に飛び出さないか、転ばないか、転んだとしても怪我をしていないか、仲間はずれになっている子はいないか。挙げればキリがない。放っておいて自分だけで読書なりなんなりで自分だけの時間をつぶせばいい、とも考えたが、どうやら僕は思っていた以上に子供が好きらしい。当然のことながら、ロリコンといわれるような人種ではない。

 生前の大学でそれなりに付き合いがあった友人が言っていた格言を思い出す。

 ―――可愛いは正義、可愛ければ許される。

 昔の僕はいまいち、意味がつかめなかったが、今ならなんとなく理解できるかもしれない。

 ちなみに、その友人もロリコンという人種ではない、と自己申告していたが、園児が集団下校しているのを見ると目線がそちらに向き、目で追っていた事実を鑑みるととても信じられない。もはや会うことは叶わないが、彼がテレビに出ないことを願うことのみである。

 さて、そんなこんなで、僕は彼らの世話を焼き、時には喧嘩し、時には諭すようなことをやっていたら、気がつけば年長組みをも抑えるガキ大将
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