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蒼き夢の果てに
第1章 やって来ました剣と魔法の世界
第3話  桃花
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現すると主要幹線道路から少し離れたぐらいで、そんな連中に出会うような世界では無かったですし、食人種の連中も、全てが人類に取っての敵と言う訳でも無かったのですから。

 もっとも、彼女達の目の前にも、既に一人存在していますけど。但し、俺は食人種ではないのですが。
 まぁ、今は自分の事は、何処か高い棚の上にでも放り上げて置いて、

 例えば吸血鬼の場合なら、歴史の早い段階で人を襲うよりも共存すると言う方向に舵を切った為に、今の地球世界の医学や科学が急速に発展して来たのです。
 まして、鬼は隠れ里のような物を形成してひっそりと暮らしている者達も居ますし、完全に人と同化して、自らの出自すら知らずに暮らしている者も少なくないですし。

 俺自身も、そう言う一族の裔でしたから。

 しかし、社会の構造が貴族社会で、辺境に魔獣や亜人が棲んで居て、盗賊が横行している世界。
 これは、俺が当初、想像していたよりも、はるかに危険な世界の可能性が出て来たと言う事ですか。

 そう思い、更に質問を続けようとした瞬間、ある意味、危険な世界に相応しい巨大な音が聞こえ、そして、それに相応しい衝撃波が空気を震わせたのだった。


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