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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
大切な時間
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続いてしつこく騒ぐラーミアの後頭部にも、リュカの拳が落ちてきた…ただし威力は控えめで!
「お前等いい加減にしろよ!(怒)…今日はもうお開きなの!部屋に戻って寝ろ!良い子も、悪い子も、明日の朝まで部屋から出るな!」

泣き愚図るラーミアと、気絶するミニモンを両脇に抱え、リュカはアルルの部屋を後にする。
ラーミアの直線的台詞に顔を真っ赤にしているアルルとティミー…
そして互いを見つめ、思わず意識してしまい何も喋れなくなる2人の男女…
かなりの時間、黙って見つめ合っていた。
隣接する各部屋からは、各々が入室した音が聞こえてくる。


ティミーは室内に、自分たち以外に誰も居なくなった事を確認すると、勢い良くアルルを押し倒しキスをする!
何せ途中だったので、ずっと我慢していたのだ!
そして、それはアルルも同じ…
彼を強く抱き締めたと思ったら、手早く服を脱がし出す!


そんな白熱する部屋の外では………
みんなが居なくなれば、確実にアレを再開させると読んだマリーとウルフが、自室へ戻ったフリをしてアルルの部屋の前で待機していたのだ!

そして扉を少し開け、2人が互いに服を脱がし合う様子を観察している…
「何よ…結構脱がし慣れてるじゃないの!真面目なフリしてムッツリなんだから!」
「まったくだ…2人のキスは、結構激しかったぞ!…ティミーさん、さっきはずっと座っていたけど、ビンビンで立ち上がれなかったんだゼ!」
「アルルさんだってそうよ!立ち上がったら雫が滴り落ちてきたはずよ!だって臭いをプンプンさせてたもん!」
マリーとウルフは室内の状況から一切目を離さずに、ふざけた意見を語り合う。

(ゴツン!)(ゴツン!)
すると2人の後頭部に強烈な衝撃が降り注ぐ!
「ぐ(んぐっ!)」「ぎゃ(もが!)」
脳天への衝撃と共に、不意に口を塞がれた2人は、慌てて周りを確認する…
そこには、かなりマジで怒っているリュカと、マリーの口を塞ぐビアンカ、ウルフの口を塞ぐハツキの姿が…
「んがもががむが!」「ふがもがむ!」
2人とも一生懸命言い訳をしているが、口を塞がれているので何を言っているのか分からない。
そんな2人を見下ろしながら、リュカは顎でこの場から移動する様に、ビアンカとハツキに合図する。


マリーとウルフを拉致したリュカ等は、アルルの部屋から一番遠くにある自室へと戻り、2人を正座させ目の前に仁王立ちしている。
「お前等性懲りもなく…」
一際怒っているリュカを筆頭に、夫婦の時間を邪魔されたビアンカと、その後に控えている自分の時間を邪魔されたハツキが、同じくらいの怒りで2人を睨み付けている。
「ち、違うのよお父さん!!コレはアレよ…その…ゆ、勇者カップルが、どんなプレイをするのか気になっちゃって!!べ、勉強になれ
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