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スーパーヒーロー戦記
第11話 集いし力
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れたのが緑川博士だったんです」
「だが、その緑川博士も殺されちまって、ルリ子ちゃんはお前が緑川博士殺しの犯人だと勘違いしてるってんだろ?」
「はい、正直辛いですよ」
「確かになぁ、何時までも誤解されたまんまじゃなぁ…とりあえず暫くは彼女からは身を隠した方が良いな。下手に近づくと揉め事になるかも知れんし」
「えぇ、そうします」

そう言うと立花は本郷の為に一杯のコーヒーを煎れて本郷の前に差し出した。
本郷はそれを手に取りクイッと口の中に注ぎ込み口の中全体でその味を味わった後に、飲み込んだ。

「うん、美味い!」




     ***




「うん、美味しい!」

リンディ艦長は差し出された緑茶に砂糖を大匙数杯入れた後、口の中に含む。
この飲み方は彼女しか飲めない。
その隣ではお茶うけにと羊羹を差し出すエイミィの姿もあった。

「結局、ジュエルシードは見つからないわねぇ」
「そうですね。甲児君は学校だし、ハヤタさんは今宇宙パイロット養成の為にパリに行っちゃってますし、なのはちゃんも同じで学校ですし。ユーノ君一人で頑張ろうとしてますけど、無理ですしねぇ」

現在此処アースラには誰も居ないのだ。
なのはと甲児は普段の学生の本分である学業に性を出している。
確かにジュエルシードも大事なのだが二人は列記とした学生だ。
学生の本分を忘れてはいけないのだ。
そして、ハヤタも今は此処に居なかった。
数刻前に科特隊のムラマツキャップから急ぎの連絡を受けて本部に戻っていったのだ。
その後の話によると、ハヤタは今パリにある国際宇宙機構の新人パイロット養成の為にパリに飛んでいる事が分かった。
他の科特隊メンバーも今は自分達の事で忙しいらしくジュエルシード探しは一先ず置いておく状況でもあった。

「まぁ、明日から長い休みになりますし。その時にまた二人共揃いますよ。多分その頃にはハヤタさんも日本に帰ってる頃でしょうし」
「そうねぇ、それまでは私達がしっかり監視しておかないとね」

リンディがお茶を啜りながら言う。
そんな彼女の前には地球の映像と各都市の映像が映し出されていた。
が、それは表面だけの映像である。
彼女達は知らない。
その表面の都市の遥か地下で強大な悪意が渦巻いている事に…




     ***




「そっか、明日には皆揃うんだね」
「うん、ハヤタさんはパリに行っちゃったし甲児さんも学校だけど明日には皆また揃えるって言ってたよ」

なのはは自宅に戻った後一足先に部屋に戻っていたユーノと話をしていた。
結局あの後家族一丸となってなのはを叱り、その後一日の外出禁止令が出されてしまったのだ。
それについてはしょんぼりするなのは。
まぁ仕方ないと言えば
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