暁 〜小説投稿サイト〜
星河の覇皇
第八十六部第二章 教育改革その二十一

[8]前話 [2]次話
「我々もだ」
「どうしてもですね」
「そこが問題となり」
「議論は時間がかかる」
「そうなってしまいますね」
「そうだ、もうそれはだ」
 このことはというのだ。
「避けられない」
「左様ですね」
「連合の強みですが」
「議論からよい知恵が出るのは」
「それはいいことですが」
「しかし議論には時間がかかる」 
 どうしても、そうした言葉だった。
「しかも連合は人が多い」
「政府の数も多いですし」
「その議論は時間がかかりますね」
「それぞれの意見があり」
「そこから最良のものを出すことは」
「時間がかかる、だがそれでもだ」
 そうした状況があってもというのだ。
「しかしだ」
「結論は必ず出ますね」
「教育改革については」
「そうなりますね」
「そしていい政策が出る、今回は行けんが一致しているしな」 
 既にというのだ。
「改革を行うことでな」
「エウロパのそれを見て」
「連合に相応しいそれを出し」
「そして連合はそこから発展する」
「そのことは決まっていますね」
「そうだ、各国政府も中央政府もだ」
 それぞれ立場は違うがというのだ。
「それでもな、ならこれからはな」
「議論を進め」
「そして具体的な政策を出し」
「それぞれの政府で審議し」
「議会で通れば」
「それで進む、何年もかかるだろうが」
 それでもというのだ。
「それは行われる、連合はエウロパとは違う」
「ああした上意下達の国ではなく」
「国家元首の総統の権限が強い国でもないです」
「中央集権国家でもありません」
「その為議論は時間がかかります」
「どうしてもそうなります」
「しかし人が多くいてそれだけだ」
 まさにとだ、ガラサは述べた。
「議論が重ねられてだ」
「いい案が出る」
「これまでそうでしたし」
「これからもですね」
「そうなっていきますね」
「連合は議論には時間がかかる」
 兎角そうした国だというのだ、連合は議論については時間がかかる国だ。このことはエウロパと比較にはならない。
「しかしそれを出すとな」
「それならですね」
「もうその後は動きます」
「そうした国ですから」
「だからこそですね」
「もう議論に時間がかかることはな」
 このことはというのだ。
「当然のことだ、だが」
「必ずいい政策が出る」
「審議の後で」
「そうなりますね」
「今回はな、玉虫色になり間違った政策も出るが」
 連合の政治ではこうしたこともあった。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ