暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生とラーメン
第十幕その十一

[8]前話 [2]次話
「僕はね」
「贅沢はされなくても」
「そうした生活特に食事はね」
「されないですね」
「うん、むしろ大坂の町人文化の」 
「楽しい感じですね」
「その方がいいね、ただ武士の人達は好きだよ」
 この人達自体はというのです。
「凄くね」
「格好良くて高潔で」
「だからね」 
 それでというのです。
「好きだよ」
「日本人の国民性を形成する重要な要素にもなっていますね」
「規律正しさはね」
「武士道が大きいですね」
「うん、スポーツマンシップもね」
 こちらもというのです。
「日本ではね」
「野球の日本代表は侍ジャパンともいいますし」
「やっぱりね」
 何と言ってもというのです。
「武士道がね」
「大きな影響を与えていますね」
「イギリスのスポーツマンシップも厳しいけれど」
「日本も厳しいですね」
「それを守ることについてね」
「そうですよね」
「だから武士はね」
 先生としてはです。
「僕もね」
「好きですね」
「武士道はこれからもね」
 是非にというのです。
「守っていくべきだとね」
「先生は考えておられますね」
「そうなんだ」 
 実際にというのです。
「僕も武士じゃないけれど」
「武士道を学んで」
「守るべきところはね」 
 こうトミーに言うのでした。
「守っていこうとね」
「お考えですね」
「そうなんだ」
「それはいいことですね」
「トミーもそう思うね」
「はい、ただお食事はですね」
「それは出来ないね、本当に町人さんの感じで」
 大坂のというのです。
「食べていきたいね」
「これからも」
「うん、色々なものを沢山ね」
「食文化はそうですね」
「だってお侍は河豚食べられなかったんだよ」
 このお魚はというのです。
「下世話なお魚特に将軍様になると」
「食べられないものが多かったですね」
「気軽に買い食いとかね」
「そうしたことも出来なくて」
「あれするなこれするなと」
「厳しかったですね」
「身分は高かったけれど」 
 それでもというのです。
「江戸市中で刀を迂闊に抜いても」
「時代劇ではそんな場面も多いですね」
「江戸城だけでなくね」
「江戸の中でもですね」
「刀を抜いたらそれだけで」
「切腹でしたね」
「誰かを傷付けることが禁じられる以前に」
 そもそもというのです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ