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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第97話:シグナム2等空尉
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あいつの考えとは対立してても
 それが道理にかなってるならな」

俺はそう言うと立ちあがって傍らに座りこむシグナムを見下ろす。

「ま、お前にはお前の未来があっていいだろ。それが常にはやての
 進む道と重なってなきゃいけない理由はないさ」

シグナムは俺の言ったことをかみしめるように少しうつむくと、
急に立ちあがって俺の方を見た。

「お前の考えは判った。主はやての思いもな。私も考えてみることにしよう」

そう言ってシグナムはわずかに口の端を持ち上げて微笑んだ。


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