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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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「おはよう みゅん 今日も 頑張ろうな ウチ ラグビーの本 買った 勉強せんならんからな」

「へぇー へぇー 泉希 本当にありがとうな 一緒にやってくれて」

「なんやー いつも 一緒やでー」

「うん あのなー みゅうみゅんは 半分はたっ君を追いかけてきたってゆうたやろー? 違ったんやなー 神様がここに泉希が居るよって 後押ししてくれたんやなー 結び付けてくれたんやーな きっと」

「みゅん 朝から そんな泣くようなこと言わんとってー あのな すみれも誘ったんやけどなー あの子 ピアノ 怪我したら、でけんよーなるやろぅー? お母さんに猛反対されたって」

「そら そーやろー 無理したら あかん」

「ウチのオカンも おとーぉ も乗り気やー ヤレ ヤレッ って ほんでな 靴の話になって オカンが端切れとかを分けてもらっているとこに スパイクを作っているとこがあるんやてー ちゃんと、サイズ計ってから作るらしいんや 今度、そこに連れてってくれるって」

「へぇー 羨ましいなぁー ウチはもう こぉてもろたしなー」

「ええやん みゅんは靴なんか関係なしに速いねんから」

 しばらくして、紅林先生が私達のところに来て

「一応 職員会議にも校長にも承認をもらった。ただ、クラブとして認めるのは先の話だ。まぁ 同好会みたいなもんだ。校長のほうから、教育委員会とかPTAにも了解をもらうと言うことだ。スポーツ保険に入ることと、タックルとか揉み合いの練習する時には、必ず、僕の立ち合いのもとでと、それと、この場所を使うのは、何かここに建てるとかなった場合・・・それまでの間だけという約束だ」

「わぁー 先生ありがとう やっぱり 頼りになるわぁー」

 そして、その週の土曜日、サッカー部の連中が、練習を早い目に切り上げて、全員でグラウンドの整備を手伝ってくれていた。そのうち、道弘もこそっと加わっていたのだ。草むしりとか石を取り除いたり、土慣らしをしていてくれて、だけど、私達5人は申し合わせて、お弁当を持ってきていたから、午後からも整備しようと打ち合わせていたのだ。

 私達のグラウンドを眺めながら、お弁当を食べていたんだけど、グラウンドの凸凹も無くなっていて、最初の頃の空地とは大違いだった。そして、私達は横に並んで石なんかを取り除きだすと、たっ君、重光君、颯君の3人組が姿を見せて

「僕等も手伝うよ」と、

「えー あんた等 帰ったんちゃうのー」

「あぁ コンビニでちょこちょこ食べた」

「人気No.1の女の子が土と格闘してるのに ほっておける訳ないじゃんか」と、颯君だ。

「誰のこと? みゅうみゅんかぁ?」

「ちゃう その子」 泉希のことだった。

「はぁ やっぱり 泉希かぁー うっ あんた等
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