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スーパー戦隊総決戦
第三話 戻ってみるとその四
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「何がぼろい車だ!」
「言っていいことと悪いことがあるっすよ!」
 運転席と助手席にいた江原走輔と香坂連がすぐに窓から顔を出して抗議する。
「この車はな!俺達の家でもあるんだぞ!」
「物凄く役に立ってるんすよ!」
「どっからどう見てもおんぼろじゃないの」
 しかしその忍者は言う。
「よくそれで動いているわね」
「おい、大体だよ」
「そういうあんたは何者っすか」
 彼等は山道の中で言い争っている。車は何時の間にか停まってしまっている。道の真ん中で、である。他の車が通れば迷惑になるのは言うまでもない。
「何か忍者みたいだけれどよ」
「今時っすか?」
「そうよ、悪いの?」
 その忍者は居直って言い返してきた。
「ダークシャドウ、風のシズカよ」
「どうしたの、何かいるの?」
「随分賑やかだけれど」
「何だ?この大袈裟な格好の背の高い女は」
 ここで車の中から楼蘭早輝と城範人、それに石原軍平が出て来た。そのうえでその風のシズカを見て言う。
「変な人なの?」
「それは間違いないよね」
「どう見てもな」
「待ちなさいよ、変な人って何なのよ!」
「そうじゃ、それはわしのことか!」
 今度はガジャも出て来た。何時の間にかシズカの横にだ。
「その言葉許さんぞ!」
「何だ、今度は」
「変なお爺さんが出て来たっすね」
 走輔と連は彼等を見てさらに言う。言いながら車から出て来た。
「ガイアーク並におかしな奴等だな」
「あんた達は何者っすか?」
「何者って今言ったじゃない」
「わしは大神官ガジャという」
 ガジャは自分からゴーオンジャーの面々に答えた。
「今はこの女と共にあるものを探しておる」
「あるものって?」
「何かのガラクタじゃないのかな」
「訳のわからないもの探してそうだよな」
「訳のわからないものじゃないわよ!」
「そうじゃ、聖杯じゃぞ!」
 驚いたことにガジャは自分から言った。
「この世にまたとない宝じゃ!」
「ちょっとあんた!」
 シズカは今のガジャの言葉に思わず突っ込みを入れてしまった。
「自分でばらしてどうするのよ!」
「何っ、言っては駄目だったのか?」
「駄目に決まってるでしょ、そんなこと!」
 早速喧嘩をはじめる彼等だった。
「秘密をばらしてどうするのよ!」
「だから秘密だったのか?」
「当たり前でしょ、とっておきのプレシャスよ!」
「プレシャス?」
「何それ」
「よくわからないけれど」
 ゴーオンジャーの面々にとっては全く訳のわからない話だった。その間に白い戦闘員達が出て来た。それはカースの面々であった。
「戦闘員も出て来たし」
「それに今度は」
「赤い人達まで」
「二人共何をやっているんだ」
 今度はリュウオーンが出て来たのであった。
「聖
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