第四話 吸血鬼の話その五
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わないと思いますが」
「あれっ、そうかな」
「ルーマニアとかならともかく」
「ルーマニアもラテン系だよ」
イタリアと同じくである。実はそうなのだ。
「だから別に構わないじゃないかな」
「では好きなものは何ですか?」
「パスタの他には赤ワインで」
吸血鬼は茶々丸のその話に応えて言う。
「あとは鮪のお刺身も」
「和食も好きにゃ?」
「だから日本にいるんだよ」
そうだともいるのだ。
「和食が好きだからね」
「ううん、やっぱり何ていうか」
「人間的だな」
五代も一条もだ。あらためてだ。
吸血鬼自身の話からだ。彼が人間であることを知ったのだった。
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