スーパーロボット大戦OGs
0057話
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が覚める。
「ん? あぁ、今起きた。何の用だ?」
「ヴィンデル様がお呼びです」
「ヴィンデルが? 分かった、すぐに行く」
軍服を予備のものに着替え、手早く身支度をして部屋を出てブリッジへと向かう。
「ヴィンデル、どうした?」
「アクセル。ブラックバード中隊から緊急連絡だ。敵との戦闘で部隊がほぼ壊滅状態になったらしい。クラルの戦死も確認された」
「ブラックバード中隊が!?」
基本情報収集がメインのブラックバード中隊だが、それでも念の為という事で人数分の量産型ゲシュペンストMk-Uやトライロバイト級4番艦のアークランドも配備されていた筈だ。
最新機のエルアインスではないが、ブラックバード中隊は腕の立つ熟練者がそれなりに揃っている。そうそう後れを取るなんて事はないと思うんだが。
「敵は?」
「相手が悪かったな。生き残りによると、敵は連邦宇宙軍特殊部隊のトロイエ隊だ」
「宇宙軍のトロイエ隊!? なんで宇宙軍が地上での戦闘に参加しているんだ?」
「さて、詳しい事は私にも分からんよ。宇宙は地上以上に腐敗している軍人や政治家が多い筈だ。そいつらが私達に脅威を覚えてトロイエ隊を送り込んだのかもしれんしな」
トロイエ隊、という事は原作通りならユーリアが隊長か。以前はメールのやり取りをしていたが、直接会ったのは士官学校を卒業した時以来となる。
それに反乱を起こす事が決まってからは、いざという時に俺と連絡を取っていたという事実がユーリアの為にはならないだろうと意図的に連絡を絶っていた。
「という訳で、アクセル。トロイエ隊の対処は任せて構わないな?」
「ああ。それは構わないが、どれくらい連れていく?」
「そうだな、まずW17は今回出せない。機体の修理がまだ終わっていないからな」
確かにそれはそうだろう。アンジュルグは基本的に遠距離戦に向いた機体だ。だが、エキドナの乗っているランドグリーズはアンジュルグよりさらに遠距離戦に特化している。なのでベーオウルフとの戦闘ではアンジュルグが前衛を任され、かなりのダメージを受けていた。幸いランドグリーズの方は遠距離からの援護射撃をメインにしていた為、ダメージはあるがそれ程深刻なものではない。ゲシュペンストMk-Vの射撃武装が3連マシンキャノンしかなかったのも大きかったが。
「了解した。じゃあW16と、量産型Wは何人?」
ブラックバード中隊をほぼ壊滅という事は、量産型ゲシュペンストMk-U15機がやられた計算になる。それに対するのだから、なるべく戦力は多い方がいい。
「すまんが、通常通り量産型Wは3人で頼む。こちらも手が余っている訳ではないのだ。だからこそ対多数用武装ファントムを装備しているグロウセイヴァーとそのパイロットであるアクセルに任せるのだ
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