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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第一話 集うライダー達その四
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「俺さっき妙な感じがするって言ったよな」
「それがそうなのかな」
「そうかもな。とりあえず今はな」
「グリード以外にも」
「ああ、ひょっとしたら今回かなり大掛かりに話になるかもな」
 キバットはふとこんなことを言った。言いながら紅の傍をホバリングしている。
「派手な戦いにな」
「その可能性はあるな」
 名護も言う。
「これまで以上にだ」
「折角グリードとの戦いが一段落してきそうなのにですか」
 タツロットはこのことを残念に思いながら話す。
「今度はもっと派手にですか」
「それが僕達の戦いだけれどね」
 紅は自身のライダーとしての運命を受け入れながら話す。
「だから。仕方ないよ」
「そうだよな。スサノオが諦めるか完全に滅ばない限りな」
 どうかとだ。キバットも言う。
「永遠に続くよな」
「それは受け入れるしかない」
 名護もそのことは受け入れていた。既にだ。
 そうしてだった。そのうえでだった。
 彼等は花鳥に向かうのだった。そうしてだった。
 花鳥に着く。その内装よりは広い喫茶店の中を見回すとだ。
 そこにもう登がいた。彼以外にも。
 城戸真司に秋山蓮もいる。二人は紅達が店に入るとすぐに彼等が立っているカウンターの中からだ。こう言ってきたのだった。
「おい、話は聞いてるよな」
「また出て来た」
「はい、今度は女らしいですね」
「それもかなり妖しい」
「俺達も悪霊と戦ってきたところだよ」
「しかしだ。ここでだ」
 城戸と秋山は二人に応えながら話していく。
「そんな訳のわからない女まで出て来てな」
「話はさらにややこしくなってきた」
「そうだ」
 その通りだとだ。ここでカウンターの席に座る登も話す。
「とにかくおかしな女だった」
「それでどうした女だったのだ」
 名護はカウンターに向かいながら登に尋ねる。
 そうして彼の隣の席に座りだ。それからだった。
 まずは城戸と秋山にコーヒーを尋ねてだ。再びだった。
「妖しいことはわかるが」
「ちょっと聞かせてくれるかな」
 紅も登の隣に来た。彼が右で名護が左でだ。登を挟んだ形になる。
 そのうえで彼は紅茶を頼んでだ。兄に尋ねたのだった。
「どんな女だったの?」
「右目に眼帯をしていた」
 登はまずはそこから話した。
「そして白髪を後ろに長く伸ばし」
「白い髪を」
「そうして伸ばしていたのか」
「丈の短い高校生の制服に唐草模様を思わせるストッキングに手袋をしていた」
 ここまで聞いてだ。コーヒーと紅茶を淹れていた城戸と秋山が言った。
「何かそれってよ」
「一度見たら忘れられない姿だな」
「俺もそう思った」
 その女と戦っただ。登自身もそうだというのだ。
「そしてその力はだ」
「力も」
「かなりの強さなのか
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