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夢幻水滸伝
第二百八十九話 チェサビーク湾海戦その十二

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「こっちもな」
「砲撃に入りますね」
「そして水雷攻撃も行いますね」
「そうしますね」
「そや、陣形を崩さずな」
 そのうえでとだ、艦橋で将兵達に告げた。
「そうする、あと術もな」
「敵に届くなら」
「それならですね」
「行いますね」
「そうしてな」
 そのうえでというのだ。
「こちらも使うで」
「わかりました」
「それではです」
「その様にして攻めていきましょう」
「ここは」
「是非な」 
 こう言ってだった。
 メルヴィルはまずはだった。
 接近してくる敵の駆逐艦や魚雷艇に対して自らニュージャージーの艦首に出てタスラムとブリューナクを放ち。
 そしてだ、空にいるグリフォンに命じた。
「ええか、自分もや」
「はい、攻撃してですね」
「沈めるんや、そして水雷攻撃もな」
 敵の駆逐艦や魚雷艇にというのだ。
「行ってな」
「倒しますね」
「敵が攻める前にや」
 まさにその前にとだ、両手にそれぞれ持つ神具で攻撃しつつ言う、オーラの攻撃を受けた駆逐艦や魚雷艇は次々に沈められている。
「沈めるんや」
「そうしますね」
「まずはな、ええな」
「わかりました、では私も」
「頼むで、駆逐艦も魚雷艇も放っておけん」
「機動性があるので」
「動きが速くてや」
 それと共にというのだ。
「小回りが利いて魚雷がな」
「強力なので」
「あっちの魚雷はこっちのもんより威力も速度も距離も落ちるが」
 それでもというのだ。
「厄介なことは変わらん」
「だからですね」
「撃たれる前にや」
「倒していきますね」
「そうするで」
「それでは」
 グリフォンも頷いた、そうしてだった。
 彼もブレスや術で攻撃し敵の駆逐艦や魚雷艇を沈めた、そして艦隊も攻撃を行い。
 敵の駆逐艦や魚雷艇を沈めた、多くの艦艇が攻撃前に沈み。
 戦力の殆どを失った、ホーソーンはそれを見て歯噛みしたがそれでも戦局を冷静に見ていて言った。
「水雷攻撃は諦めてな」
「退けさせますか」
「そうしますか」
「そうする、これは無理や」 
 一方的に攻撃を受けて沈められる自艦隊の駆逐艦や魚雷艇を見て将兵達に述べた。
「そやから砲撃戦にや」
「移りますか」
「ここは」
「この度は」
「そうしてな」 
 そのうえでというのだ。
「戦うで」
「わかりました」
「ではそうしましょう」
「この度は」
「さて、敵は砲撃だけやない」
 ホーソーンは敵の戦力から考えつつ述べた。
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