暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第106話 ルキの失敗!1ミリのユダ登場!
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私も手伝うにゃん」


 姉さまと節乃さんが調理に入りました。私ではグルメ界の食材を調理できないので今は見てることしかできません、しかしいつか必ずグルメ界の食材を使って料理を作って見せます。


「んぐ……んぐ……ぷはぁ!一仕事を終えた後の一杯は格別じゃなぁ」
「もう飲んでるんですか?」
「当たり前じゃ、ワシにとって酒は水と一緒、飲まんと死んでしまうんじゃよ」
「それアルコール中毒の人が言う事ですよ」


 早速お酒を飲み始める次郎さんに私は苦笑しました。アザゼル先生といいマンサム所長といいお酒が大好きな大人ばかりですね、そんなに美味しいのでしょうか?


「そのお酒もグルメ界の食材ですか?」
「そうじゃよ、ワシのフルコースの一つ『ドッハムの湧き酒』じゃ」
「ええッ!?あのドッハムの湧き酒!?」


 このG×Gの人達でも一生に一度味わえるかどうかも分からない次郎さんのフルコースの一つであるドッハムの湧き酒の名前を聞いて私は大層驚きました。


 だって実物を見れるだけでも宝くじの一等賞を50回連続で取るより難しいことなんですよ!そりゃ驚きますよ!


「アザゼル先生がいたら絶対に飲みたがったでしょうね」
「おお、あの堕天使か。アイツも良い飲みっぷりじゃったしいつか『酒豪諸島』を案内してやりたいのう」
「酒豪諸島?」
「その名の通り様々な酒を味わえる島々の事じゃ。ワシは多い時は週8で行くぞ」
「いや毎日じゃないですか!?」


 聞いてるだけでアルコール臭くなりそうな場所です、酒豪諸島って……なんかマンサム所長もよく行ってそうですね。


「次郎さんは昔からお酒が好きなんですか?」
「ワシが酒に興味を持ち始めたのはアカシア様に勧められたときからじゃな。自分ので言うのもなんじゃが昔のワシは暴力が人の形をしたような暴れん坊でな、初めてアカシア様に会った時など問答無用に殺しにかかったもんじゃ」
「想像できません、次郎さんがそんな人だったなんて……」


 私にとって次郎さんはお酒が好きで頼りになる大人というイメージが強かったのでそんな恐ろしい人だったなんて思えないです。


「人間若い時なんて大抵悪さしとるもんじゃよ、まあワシは悪さで済むもんではなかったが……もしアカシア様に出会っていなかったら今のワシは無かったじゃろうな」


 そう語る次郎さんの表情はいつにも増してしんみりとしたものになっていました。


「次郎さんにとってアカシアさんは父親みたいなものなんですね」
「そうじゃな、ワシには育ての親が三人おる。その一人はアカシア様じゃな」
「もう一人はフローゼさんとして……あと一人は?」
「ふふッ、誰じゃろうなぁ……もう百年近くは会っておらんし向こうはワシを
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