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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百三十二話  温泉旅行 その5
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第二百三十二話  温泉旅行 その5
断罪王現象。それは、ある日突然、普通の社会人が社会不適合者になってしまう現象である。
この現象により社会不適合者になってしまった人々を国は『断罪者』と名付けた。

師であるカエデを裏切り、自らの命を犠牲にすることで、キリカの魔の手から、自身の家族の命を救った、能野村リョウタロウ。
石間は、リョウタロウに家族の身の安全を保証するも、リョウタロウ自身はその命を散らしてしまった。
旅館から、事務所であるリンクセンター石間に戻った、石間コウイチはすぐに、事の顛末を、女刑事・新田みくに報告する。
新田みくは渋々、リョウタロウの家族の身の安全を保証してくれた。
「でも、石間君ね、あんたの話を聞く限り、相手は人の形をしたバケモンよ、警察の力でも、できることと、できないことがあるから、リョウタロウの家族の身の安全は完全には保証できないわよ!」
「わかってるわよ、そこらへんは、日本リンクマスター協会の人たちと、連携してさ、あとよろしく」
石間コウイチは新田に一方的に用件を告げると、電話を切った。
「ま、市民の安全守るのが警察の仕事だからね...」
事務所に帰った奈良見は旅館で起きた出来事にショックを受けて、事務所のソファーで寝込んでしまった。
「まぁ、アレの後じゃ仕方ないか...」
石間コウイチは事務所の電灯のスイッチを切った。
暗闇を静寂が支配する事務所の中で一人、コウイチは冷蔵庫から酒を出す。
「カッコ悪ぃが、今日みたいな日は、コイツに頼らなきゃ、やってられん...」
そして、深夜の街路を満身創痍の立花キリカがさまよっていた。
リョウタロウから受けたダメージがまだ、癒えていないせいか、足元がふらついている。
「まったく、無様にも程があるな...」
キリカの目のまえに一人の美青年が立ちふさがる。
「なんだと!通行の邪魔してんじゃねェぞ!このイケメン...!」
「おやおや、それでは悪口になってませんよ...」
美青年はキリカを頭部に手をかざす。
美青年の手から狂撃波動↓が放たれる。
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