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第六十三話 合宿の朝その二

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「お酒全然駄目だったけれど」
「大酒飲みって印象だけれどね」
「ところが全然駄目で」
 ほんの一口程度で酔い潰れたという。
「それで甘いものが好きだったのも」
「あの人弥生人の血が濃かったのね」
「皇室の方々もね」
「お酒駄目なの」
「そうした方が時々おられるそうだけれど」
 このこともというのだ。
「やっぱりね」
「弥生人の血ね」
「皇室って元々弥生人らしいし」
「そうだったの」
「それでね」
「飲まれない方がおられるのね」
「それでよ」
 一華にあらためて話した。
「私達もね」
「二日酔いになってる子日本人が多いのね」
「そうみたいよ」
「そうだったのね」
「兎に角日本人はね」
「お酒弱い人多いのね」
「だからね」
 その為にというのだ。
「今だってよ」
「二日酔いの子に日本人が多くて」
「それを何とかする為に」
「大浴場に向かってるのね」
「そうよ、外国の人はね」
 日本以外の国ではというのだ。
「色々混血もしてるしね」
「日本人と違って」
「日本って島国だしね」
 このこともあってというのだ。
「どうしてもよ」
「混血が進んでないのね」
「そうだしね」
「弥生系の血が濃い人が多いから」
「お酒弱い人もね」
「多いのね」
「そうなのよ」
 こう一華に話した。
「信長さんにしてもね」
「そうなのね、しかしね」
 一華はここでこう言った。
「しかし信長さんってお酒本当に弱かったの」
「そうみたいよ」
「創作だと飲んでるけれど」
「それはイメージでしょ」
「ええ」
 一華もその通りだと答えた、その間もホテルの中を進んでいっていてそこの大浴場に向かっている。
「漫画とか小説とか」
「第六天魔王の」
「それよ」
「それはあくまでね」
「創作なのね」
「その中でのことで」
 登場人物として出て来る信長であってというのだ。
「実像はね」
「また違っていて」
「意外と血は好まないし」 
 必要最低限な行為しか行わなかったという。
「短気でもね」
「案外なくて」
「確かに派手好きも新しもの好きだったけれど」
 それでもというのだ。
「優しい一面も強くて」
「実像は違ったのね」
「それで甘いものが好きで糖尿病説もよ」
「糖尿病だったの」
「そうしたお話もあるのよ」
「余計に創作と違うわね」
「ドラマの信長さんともね」
「そうよね」
 そうした話をしながらだった、一華達女子バスケ部の一年生の面々は互いに支え合う様にしてホテルの大浴場に向かった、そうしてだった。
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