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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第16話:シュミット式鬼ごっこ
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。ただ,エリオの場合はもう一つ問題なのが,
 行動パターンが一定になってるところ。
 つまり,なぜかバインドにかかったんじゃなくて,俺が狙ったとおりに
 罠にはまったってこと。だから,過去の訓練映像をなのはにもらって,
 自分の動きをよーく見てみよう。ほい次,ティアナ」
 
ティアナは腕組みして考え込んでいるようだった。
「私は,スバルとエリオが突っ込んでいったんで,2人がゲオルグさんに
 接触できれば,狙撃する自信があったからそれを隠れて待ってました。
 でも2人がやられてしまったので,無理にでも当てに行くしかないと思って,
 ゲオルグさんに狙いをつけてたら,ガジェットに背後に回られてて・・・」

「うん。ティアナの場合は近接戦闘のできる2人がアウトになった時点で
 狙撃の選択は捨てるのが正解だったかな。でも当初の狙いは悪くないよ。
 まぁ,ガジェットは俺が操作してたから,後ろに回り込まれたのは
 しょうがないとしても・・・。
 ちなみに,スバルとエリオを攻撃したガジェットの総数は把握してる?」

「えっと,スバルが5機でエリオが4機・・・あっ」

「そ,1機足りないよね。まあそこまで判ってればこの訓練の意味はあったし,
 今の段階で言うことはないかな。あとは,自分で考えてみよう」
 
「はい,ありがとうございます」

「で,最後にキャロだけど・・・」

「私は・・・最初にガジェットに出くわして,逃げたらその先にも居て,
 その繰り返しでした。もうどうしたらいいか判らなくなって・・・」

「まぁ,キャロは一人でよく3分持ちこたえたってとこかな。
 もうちょっと,周りの地形とかも考えて,最悪逃げ切れるルートで
 逃げるところまで考えられれば,あの状況では100点満点だよ。
 じゃあ,なのはからは何かある?」

俺がなのはに話を振ると,首を横に振った。

「ゲオルグくんの言うとおりだと思うよ。ま,あえて言うなら,
 ちょっと今の4人にはレベルの高い訓練だったかな。
 私としては,この訓練をきっかけにみんながいろいろ考えて
 くれるようになれば,今の時点では十分かな。
 じゃあ,もういい時間だし,解散しよっか」

「「「「はい!」」」」


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