暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第百十話 20××年 5月7日 その3
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
第百十話 20××年 5月7日 その3

アカリさんの命令でヤヨイちゃんを捕まえに来たナガツキちゃんが俺の両親を人質に取った。
それを見て激怒したヤヨイちゃんとナガツキちゃんの戦いが今、始まろうとしていた。
俺の実家の中で。
「どんな手段を使ったところで私は『ブレイズ』には入りません」
「あっそ、それなら!」
断罪刀『長月』を手に持ったナガツキちゃんがヤヨイちゃんに正面から接近する。
断罪刀『弥生』を手に持ったヤヨイちゃんは身をかがめて、ナガツキちゃんの両すねに鋭い蹴りを入れる。
ヤヨイちゃんは姿勢を崩したナガツキちゃんの背後に回り、ナガツキちゃんのうなじに断罪刀『弥生』の剣先を突きつける。
「私の勝ちですね。死にたくなかったら今すぐ、友助さんの実家から出てってください」
「なるほどね...断罪刀でしか倒せない『怪異』ならともかく...対人戦ならわざわざ、断罪刀同士の切り合いにこだわる必要がないものね...」
「人の話聞いてます?言うことを聞かないのであれば...」
「だったらとっと殺しなさいよ、友助の前で!」
「見苦しいですよ、負け犬の遠吠えは」
「できないわよねぇ!好きな男の前で人殺しなんて!血塗れになったあんたを見た友助があんたのことをどう思うのかわかってたから、あんたは私にとどめを刺せなかった!」
「ヤ、ヤヨイちゃん!」
「友助さん...安心してください、最初から、ナガツキちゃんを殺すつもりはありませんから」
ヤヨイちゃんがナガツキちゃんのうなじに突き付けていた断罪刀『弥生』でナガツキちゃんの右肩を切りつける。
ナガツキちゃんの右肩から噴き出た鮮血が俺の実家の床を汚す。
「?あああああああああああああああああッ!」
右肩に走る激痛にナガツキちゃんが右手に持っていた断罪刀『長月』を血塗れの床に落っことす。
「次、左いきますね」
断罪刀『弥生』がナガツキちゃんの左肩に向かって振り下ろされる。
左肩への攻撃を察知したナガツキちゃんが全速力で移動を開始、俺の実家の窓ガラスに体当たりをする。
窓ガラスを突き破ってベランダに出たナガツキちゃんは左手で空気中から死神の大鎌を彷彿とさせる武器を出現させて、左手に握った。
「断罪刀『水無月』...!」
「どう、驚いたでしょ?」
ナガツキちゃんが断罪刀『水無月』を俺の実家にいるヤヨイちゃんに向かって横に振る。
「友助さん!家の外に逃げて!」
断罪刀『水無月』から放たれた衝撃波が俺の実家に直撃。
俺に実家が爆炎に包まれる。
「ダメもとでやってみたけど、この調子なら案外いけそうね」
ヤヨイちゃんの警告を聞いた俺と母さんと父さんは急いでナガツキちゃんが体当たりして破壊した窓ガラスからべランダに脱出。
爆炎に包まれる俺の実家から、逃げ遅れた『ブレイズ』の軍人たち
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ