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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第百八話 20××年 5月7日
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「わ、私は大丈夫です!ご、ご心配なさらないでください!」
「そうかい、とにかく早く、家に入りな」
「ただいま〜」
「お、おじゃまします...」
俺は廊下を進み、リビングへと移動する。
「ただいま、父さん」
「おお、友助!横にいる女の子は新妻かい?」
「違うよ、さっき母さんにも同じこと言われた」
「ははは...そうかい、それで、君は?」
「わ、私は高村アカリの娘のヤヨイです」
「ほう、君がアカリさんの連れ子の...まぁ、アカリさんに似て、ずいぶんと美人じゃないか、わしは友助の父のコウスケです」
「友助、今日は泊まってくのかい?」
「ああ、実はヤヨイちゃんと海に行く予定でね、明日の朝にはここを出てくよ」
「そうかい、私たちに会いたくて、ここにきたんじゃないのかい、さびしいね」
「いいじゃないか、サユリ、久しぶりにこうして会えたんだから、二人とも、今日はゆっくりしてきなさい」
俺とサユリちゃんはリビングにある椅子に腰を下ろす。
「友助が事前に来ることがわかってれば、おいしい料理とか準備できたのにねぇ」
「そんなに気を使わなくてもいいよ、母さん」
「それにしても物騒だな、エリアAの山奥で大爆発だなんて」
父さんがテレビニュースを見て驚いている。
「あら、この前のビルの爆発と言い、最近この辺は物騒ねぇ」
隣りの椅子に座っているヤヨイちゃんがテレビを見ている俺の手を握ってくる。
もしかすると、エリアAの山奥で大爆発を起こした施設は『組織』の施設なのかもしれない。
敵対している『ブレイズ』に襲撃されたと想定すれば、ありえないことではない。
俺はテーブルの上に置いてあったテレビリモコンを手にもってチャンネルを変える。
テレビにはバラエティー番組が映っている。
「友助、急にどうしたんだ?」
「ごめん、父さん、俺、この時間はいつもこの番組見てるんだ」
「そうかい、それなら、そうと言ってくれればいいのに...」
「そうよ友助、ちょっと感じ悪いわよ」
「あはは...いつも楽しみしてるからさ、つい口より手が先に動いちゃってね」
ヤヨイちゃんが申し訳なさそうな顔で俺を見つめてくる。
「す...すみません、私...」
「ヤヨイちゃんもこの番組好きだろ?」
「は...はい」
テーブルに母さんが作ってくれた夕食が並ぶ。
和食だった。
俺とヤヨイちゃんは夕食を摂り終えると風呂に入って寝室に敷いてあるそれぞれの布団に入る。
「ヤヨイちゃん、本当に寝る場所、俺と同じでよかったのかい?」
「はい、友助さんのお母さんとお父さんにこれ以上ご迷惑はかけられませんから...」
「そっか、でも、俺、寝相悪いからな、大丈夫かな〜」
頬を赤く染めたヤヨイちゃんが俺の顔をじっと見つめてくる。
「友助さん、一つだけお願いがあります」

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