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〜エルベ離宮・紋章の間〜



「第2条についても理解しました。次の質問がリベールにとっての最後の質問になります。――――――第4条の疑問――――――戦争賠償金として5000兆ミラという天文学的な額を決めた根拠もそうですが、支払い方法として現金だけでなく、”物資の引き渡しによる物納”も認められている事について伺いたいのですが。」

「まず、戦争賠償金の金額の根拠だが、簡潔に言えば今回の戦争で負担した我が国の軍事費とエレボニア帝国軍による”焦土作戦”の被害を受けたクロイツェン州全土への支援した際にかかった諸々の金額を合わせた額の約4倍になる。」

「ちなみに内訳としては軍事費が約300兆ミラ、クロイツェン州全土への支援負担額が約1000兆ミラになります。」

「ク、クロイツェン州全土への支援負担額が約1000兆ミラ……!?」

「まさかクロイツェン州全土への支援負担額が今回の戦争でのメンフィル帝国の軍事費を上回る――――――それも3倍以上も上回る額だったとは……」

アリシア女王の質問に答えたシルヴァン皇帝とシルヴァン皇帝の答えを捕捉する説明をしたセシリアの説明を聞いたクロスベルとミルディーヌ公女以外のその場にいる全員が血相を変えている中ルーシー秘書官は信じられない表情で声を上げ、アルバート大公は驚きの表情で呟いた。

「”焦土作戦”はその名の通り、その”土地にあるもの全てを焦土”にする事だからな。それが”一国”にも劣らない広さの国土であるクロイツェン州全土で行われたのだから、正直”一国を一から立て直すも同然”のようなものなのだから、約1000兆ミラという莫大な金額に膨れ上がったという訳だ。――――――”焦土作戦を行う事までは想定していた”が、さすがに四州の内の一州全土でそれを行う事までは想定外だった。お陰で我が国の国庫に加えて我らマーシルン皇家がそれぞれ溜め込んでいた財産からも支援金を出さざるをえない事になった。――――――我が国や皇家の財産にも少なからず影響を与えた上クロイツェン州全土の復興の為にエレボニア侵攻を遅らせたのだから、そういう意味ではオズボーン宰相達による”焦土作戦”は成功したと言っても過言ではないがな。」

「……………………」

説明をした後自分達に視線を向けて嘲笑をしてエレボニア帝国への皮肉を口にしたシルヴァン皇帝の言葉に対してレーグニッツ知事は辛そうな表情で黙り込んでいた。

「ちなみに賠償金を軍事費並びに支援金の約4倍にした理由は戦争による勝利で2倍、そして戦争勃発前に要求した内戦の件での賠償に応えなかった上、賠償内容に含まれているクロイツェン州――――――つまりは”我が国の領土として併合される予定だった領土を焦土と化させた事”に対する”賠償”としての2倍を相乗した為だ。まさかとは思うが、
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