暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜
SAO編ーアインクラッド編ー
12.強さと偵察
[1/2]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


二〇二四年十一月六日 第七十四層・迷宮区

甲高い剣と剣が交わる音が響く薄暗い迷宮区。

(もっと速く!!!もっと強く!!!)

二手刀の刃がデモニッシュ・サーバントの体を貫く。

あの日からもう十日近くが経つ。
あの日........俺とキリトは人を殺した。

あの時、俺はラフィン・コフィンのメンバーに襲われたところ、ヒースクリフに助けられた。キリトもクラディールに襲われたところ、アスナに助けられた。だが間に合わず、ゴドフリーはクラディールに殺されてしまった。

そしてそのクラディールを.............キリトが殺した。

そのこともあってか、キリトとアスナは、少しの間休暇をとるようだ。そしてその数日後、あの二人が結婚していたことを知った。結婚といってもこの世界では結婚するとアイテムストレージの共通化になる。まぁ、あの二人はお似合いだけどな。

(もっと強くならないと........もっと、もっと、もっと!!!!!)




第五十五層・グランザム

「七十五層のボス部屋の偵察?」

「そうだ。君と他に五ギルド合同の二十名で向かってもらいたい」

久しぶりにヒースクリフからの依頼だ。俺は一応、血盟騎士団に入ってはいるが、ここ十日間は全く連絡もなかったのに急に。




第七十五層・コリニア 転移門広場

ボスの偵察に集まった、五ギルドの二十名+ソロの俺、一人。合わせて総勢二十一名。

攻略組のメンバーだが、顔合わせしたことはあるがギルド名などは、そこまで有名なギルドではないメンバーが、集まっている。だが、相手は俺を知っている。どんな呼ばれ方をしているか知らないが。前のように《槍剣使い》と呼ばれているのか、《光剣使い》と呼ばれているのか、それとも《血盟騎士団》の名で呼ばれているのか知らないが。

「それでは、今からボス部屋の偵察に向かうぞ!」

今回の五ギルド合同の指揮をとる男が声を上げ、転移門を潜っていく。俺たちも次々とゲートを潜り、第七十五層・迷宮区へと足を運ぶ。




七十五層も七十四層のようにフィールドモンスターでさえ、普通に強い。ソロで倒すのは、難しいレベルだ。

「これがボスの部屋か.......」

ボスの部屋の前に到達するが、扉から溢れ出てくる威圧感が前まで溢れてきており、部屋の前でさえ、不穏な空気が漂っている。

「これよりボスの部屋に行くぞ。皆、転移結晶を手に持っておくように」

少し気になることがあった。
七十四層のフィールドがクリスタル無効化エリアだった。そしてここにきて、モンスターが異常なまでに強くなっている。七十五層のボスフィールドにトラップが仕掛けられていると考えるのが妥当だろう。だが、合同ギル
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ