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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三十九話 断罪王Σと人助け美少女ナツミ。職場で自分のミスを他人のせいにするやつはボールペンのみで誰かしらが三秒で宇宙に創造した未知の言語の筆記試験を受けろ!
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ツミちゃんは毎日人助けをしてるんだね」
「はい!そうです!」
ナツミちゃんがポニーテールを揺らしながら公園から走り去る。
「ナツミちゃん、君は矛盾しているね」
僕がちゃんと教育してあげなくちゃ。
ナツミちゃんの家の場所を探り当てるのは、かなり簡単だった。
そりゃあ、この町では有名な美少女だからね、街を歩く人に聞けばすぐにわかった。
僕はナツミちゃんの家の庭から室内に侵入する。
窓は暑さ対策で開けられていたので、わざわざ素手で窓ガラスを粉々にせずに済んだ。
「おじゃまします」
「はい、どなたでしょうか?」
「僕は宅間セメルというものです。今回はナツミちゃんの将来のことについてお話がありまして」
「将来と言いますと?あ、ちょっとお茶とお菓子用意しますね」
おそらくナツミちゃんの母であろう女性が慌ただしく緑茶と茶菓子をテーブルに置く。
「ナツミちゃんが無償でこの町の人々を助けているのはとても素晴らしいことだと、僕は思います。ですが、まったく利益になっていない状況を見ると、お母さんはナツミちゃんの将来が不安ではないのですか?」
「まぁ、そう言われてしまえば、そうですねとしか、いいようはないんですが、やはり子供の親としてはたとえ周りの人間から何を言われようと子供の幸せが第一なので」
「じゃあ、お母さんはお母さんが死んだあと、ナツミちゃんが飢え死にしてもいいと」
「どちらにせよ、人間はいつか死んでしまう生き物ですから、私と旦那が死んだあと、ナツミがどのような生き方を選ぶのかはナツミの自由ですから」
「では、旦那さんも、ナツミちゃんの狂気に満ちた活動についてみて見ぬふりをしているのですか?」
「狂気に満ちた活動って、そんな言い方は」
「だって毎日、一日中街を走り回って無償で人助けをしている。確かに人助けをしているという一面だけを見れば、素晴らしい活動かも知れません。でも、見方を変えれば一日中自分の好きなことだけしかせず、現実から逃避しているようにしか僕には見えません」
「失礼なことを聞きますが、宅間セメルさんは普段、どんなお仕事をなさっているのですか?」
「僕は働いていません、その必要がないので」
「では、あなたにナツミの生き方についてどうのこうのいう権利はないと思いますが」
「うるせぇよ!クソババァァァァァッ!」
僕は緑茶の入ったコップと茶菓子がのったテーブルを両手で持ち上げてキッチンの方にぶん投げる。
「申し訳ございませんが警察に通報させていただきます」
「うるせぇって言ってんだろぉッ!ヴェアアアッ!」
僕は拳でナツミちゃんの母親の頬をぶん殴る。
僕が拳に力を入れ過ぎたせいか、ナツミちゃんの母親の首が、殴った衝撃で横にコマのように三回転する。
「はぁ、はぁ、はぁ、クソババァがぁッ!おめーが僕を馬鹿にするのがい
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