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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第7章 日常編
第29話 親睦
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ナツとグレイの喧嘩を皮切りに発展した、アレンムカ着火ファイアー事件で奇しくもお仕置きの対象となってしまったルーシィ、レヴィ、ウェンディ、ビスカは、フェアリーテイルの酒場で、緊張した面持ちでアレンの到着を待っていた。
そんな中、ルーシィは、落ち着かない様子でカウンターにいるミラに言葉を掛けた。
「…はぁ、なんでこんなことに…」
「大丈夫?ルーシィ…」
ミラはそんなルーシィの様子を憐れみを含んだ目で見つめる。
「大丈夫じゃないですよー…あ、ミラさんは何されるか知ってますか?」
「ん−、私がお仕置きされたのは初めての時だから、皆ひたすら追いかけられて、泣きべそかきなりながら逃げまわってたわ」
ミラはまるで楽しい思い出のように語った。その言葉を聞き、ルーシィ含め、今回の指名4人の顔に恐怖と絶望が滲み出る。
「ううっ…」
「ふ、震えが止まらないわ…」
ウェンディとルーシィが恐怖に慄いていると、そんな様子を見た2人が声を掛けてきた。
「きっと大丈夫よ、アレンも、4人が関わってないってわかってるわ」
「恐らくは、前回の俺らと同じことをされるだろう」
2回目のお仕置き、指名方式としては初めての選抜を受けたウルティアとジェラールに声を掛ける。
「ほ、本当ですか?」
「なんでそういいきれるの?」
ウルティアとビスカの顔にほんの少しだけ光明が見える。
「いや、前回私たちもあなたたちと同じで全く関係なかったんだけど、アレンがそれをわかってくれてて、大したお仕置きじゃなかったのよ」
「だから今回も大丈夫だと思うぞ…。多分…」
ウルティアとジェラールは、それぞれに説明した。
「絶対ではないんだ…」
「もしかしたら大丈夫かも…って思ってたらとんでもないことされた…ってなったらダメージは更にデカいわね…」
レヴィとルーシィはいまいち安心できない話に、悩むような表情を見せる。
「まあ、さすがにそこまではね…。アレンの考え次第ってところもあるし…」
「…まあ、だが、お仕置きのために行く場所がスノードロップ村だったらほぼ確実に痛みや苦しさはないな」
「スノードロップ村って、確かマグノリアから馬車で2時間くらいの場所よね?」
「近くの村だわ…」
ジェラールの言葉に、レヴィとルーシィが思い出しながら口を開いた。
「そこでは一体何をしたんですか?」
「あー、7年前とは言え口止めされてるのよねー」
ウェンディの質問に、ウルティアは申し訳なさそうに頭をかく。
「えー、なんか余計に怖い…」
「実態が分からないのは恐怖よね…」
レヴィとシャルルが、落ち込んだ様子で答える。
「まあ、とりあえずはどこに向かうかを聞いてみたらいいんじゃないか?」
「それでスノードロップ村だったら少し気が楽だし、他だったら…まあ、その時は…ね」
ジェラールとウル
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