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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
37話 Onlyな演出家
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ラマパークだけどな。」
「あら?残念だったかしら?」
「いやそういうわけじゃないけど....................もっと遠くへ行くのかと構えてたからさ......................」


鞠莉に案内された???????というよりは途中で目的地を聞かされて、バイクで走ったというのが正解だろう。その目的地とは伊豆の国パノラマパークの山頂にある天空公園の展望台。ここからは内浦や沼津だけでなく日本に誇る霊峰富士もその気難しい顔を見せてくれる。


「でもこんな私たちにとってありふれた場所が1番大事?????????そうでしょ?」
「確かにそうだな。」


鞠莉の言葉に肯定で返したあとに、木で作られた展望台の囲いに自分の腰を預ける。その姿を客観的に想像した際に少しばかり自惚れをしてしまう?????????だがそれは瞬間に過ぎず、すぐにマリのキャッチボールが返ってくる。


「そういえばまだお礼を言ってなかったわね。」
「お礼?」
「才。あなたはAqoursを守り抜くだけじゃなく、私たち3年生に希望を持たせてくれた。本当にやりたいことをやらせてくれた。それにリョウやマイブラザーも本当にやりたいことをしている。そんな風になったのも全てあなたのお陰よ?」
「そう言ってくれるのは嬉しいけどさ??????????俺たち仮面ライダー(ヒーロー)はお礼や見返りを受けたらそれはヒーロー失格だ。俺は確かに円満に事が運ぶようにと考えていた??????????でもそれは俺自身のの正義(エゴ)だ。俺はただヒーロとして、俺自身の正義として納得もしてないのに夢を諦めるなんて絶対にさせない.......................それだけのことさ。」
竜介先生が言っていた言葉。そしてその言葉の数々が俺にインスピレーションを与えているのだ。そしてそれは俺のライダー観念としては当たり前になっている。


「そう.................さすがヒーローね。」
「そりゃ『でもね』」
「才はそれでいいかもしれないけど................私は無理よ?」
「え?」
「あなたに見返りもなしに守ってもらうなんて私は無理。私だけじゃないわ。果南やダイヤ。チカっちたち????????皆そう思ってるわ。あなたはヒーローでもあるけど、同時にこのAqoursで唯一無二の演出家(マネージャー)なのよ?その手伝いをしてくれるヒーローが何人いても唯一な事に変わりはない。」
「鞠莉....................」


鞠莉の顔??????????そこには哀しみの気持ちも多少なりとも含まれているようで、怒りも含まれているような........................そんな複雑な感情を隠し切れていない顔だ。
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