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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二十一話 身長170センチ以下で無職童貞ニートで究極の社会不適合者が人類に下す最後の審判!神様なんていねぇよ!神様が本当にいたら、誰も神様なんて言葉は思いつかねぇだろ!
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は最初からただの我慢比べだったということだ…至高天の基地に監禁された俺が母親を食い、断罪王をグレート断罪王に覚醒させた時点でお前はすでに負けていたんだ」
 黒のグレート断罪王が自分の体を抱きしめていた両手を横に広げると、石川マサヒロとハルカにしか見えない無数の粒子が黒のグレート断罪王を中心にして世界中に広がっていく。
 「この粒子は俺を含めた全人類の体内に寄生して激痛と共に殺す粒子だ。しかし、俺以外のバカな人類はこの正体不明の現象はすべて中国人がばら撒いたことにするだろう。つまり、そうなるように俺がすでに運命を創造した」
 断罪王に選ばれたものにしか見えない死の粒子を体内から放出する黒のグレート断罪王をもはや原形をとどめていない白のグレート断罪王は地上から見上げることしかできない。 
 「もう…人類を救う方法は一つも残っていない…」
 白のグレート断罪王の各部位から飛びだした無数の白のグレート断罪王の顔の両目から滝のように血の涙が流れていく。
 もうハルカと白のグレート断罪王が人類救済のためにできることは祈ることぐらいしか残されていないのだ。
 「本当にこれでいいんですね」
 黒のグレート断罪王のコックピット内に突然現れたメシアが石川マサヒロにそう語りかけてきた。
 「俺に人類を滅ぼせと言っておいて今更なにを言う」
 「そういう意味ではありません。石川マサヒロは人類を滅ぼすと同時に自分も殺し、本当の意味で神になるつもりなのでしょう。しかしハルカが墓穴を掘った今、人類を滅ぼした後でハルカが目指していた生ける神、つまり現存神となる道もあるはずです」
 「俺は人間が子供を作ることが許せないだけだ。人間が人間を作り育てるにはまだ、時間が早すぎた。それを表すように親が子を殺し、子が親を殺す事件が実際に発生している。俺はこの星に新たな頂点捕食者である新人類は今の人類より絶対にすべてにおいて優れた生命体になると信じている、人類進化論がそれを証明している。でも今の人類を滅ぼさなければ人類が自然に滅びる前に新人類の生活の場となる地球はあらゆる生命体が生きることができない星になってしまう。
 だから俺は新しい命の可能性を信じるために今の人類を滅ぼす。そして新人類が生きる場所にはもう俺みたいな古い人類は必要ない。確認する必要もない。もし新人類が今の人類より優れていなかったとしても、その時はまた断罪王に滅ぼしてもらえばいい。優れた新人類が地球に発生するまで何度でも断罪王に滅ぼしてもらえばいい。そう、地球には断罪王がいるんだ」 
 「この世界に神などいない、だから自ら人類を滅ぼし、自ら消えることで本当の意味で神になる。それが石川マサヒロの選んだ答え…」
 「メシア…俺はこんな世の中には生まれて来たくなかったよ…こんな死への恐怖と悲しみだけが広がっていく世界
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