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ドリトル先生のダイヤモンド婚式 
第二幕その六

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「くれぐれもね」
「よく考えてね」
「積極的になっていいよ」
「幸せももっと求めていいよ」
「そうしてね」
「今以上にね」
「貪欲にかな、僕は貪欲は」 
 どうしてもというのです。
「好きじゃないし性分じゃないから」
「そうした人じゃないのは知ってるよ」
「だからそれは本当に先生の性分でね」
「美徳だよ」
「いいことだよ」
「いいことでもね、それでもね」
 こう言うのでした。
「結婚はね」
「家庭を持つことはいいことだよ」
「先生はもっと幸せになってもいいし」
「氏真さんもそうだったし」
「もっとね」
「最近特に言われるしね、じゃあね」
 それならとです、先生も応えました。
「本気で考えるよ」
「先のことになるかも知れないけれど」
「それでもね」
「前向きになってね」
「そうしてね」
「そうしていくよ」
 先生は約束しました、そしてです。
 お昼を食べたその後で、でした。研究室に戻ってそのうえで学問を再開しました。先生は学問に励んで。
 結婚のことも考えだしました、その日実際にお家では考えていました。それで晩ご飯の後で、でした。
 ピーナッツと柿の種を食べて梅酒をロックで飲みつつトミーに言いました。
「いいかな」
「どうしました?」
「うん、僕も結婚すべきだね」
「皆が言う通りに」 
 トミーはにこりとして答えました。
「そうですよ」
「やっぱりそうだね」
「先生はもてますよ」
「もてないと思っているけれどね」
「ですからその性格ですから」
 だからだというのです。
「もてますよ」
「そうなんだね」
「人相を見てもわかります」
 こちらでもというのです。
「このことは」
「僕のだね」
「はい、先生はとても穏やかな表情ですし」
 それにというのです。
「目の光も優しいですから」
「だからなんだね」
「顔相を見る人が前言ってましたよ」 
 そうした人に会ったというのです。
「先生は凄くいい相だって」
「僕の顔相はだね」
「その人テレビのコメンテーターや司会者はとても悪い相が多いと言ってました」
「日本のテレビは酷いからね」
 先生は飲みながらそれはと応えました。
「本当に」
「ですから」
「そうした人達はだね」
「驚く位です」
 そこまでというのです。
「悪い相の人が多いそうですが」
「それはわかるね」
「あと野党の女性議員の人達も」
「全く勉強していないであげつらうばかりだね」 
 この人達はというのです。
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