第二千五十七話 絶対に飛ばない
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第二千五十七話 絶対に飛ばない
リトアニア、ラトビア、エストニアで三国に言ってきました。
「あの、翼ないですし」
「勿論エンジンもないですよね」
「これでどう飛ぶんですか？」
「そこの車と旗で飛びます」
日本は沈痛な表情になっているバルト三国に平然と答えました。
「車のところが水車の様になっていますね」
「えっ、これで飛ぶんですか！？」
「何かって思っていたら」
「これで飛ぶんですか！？」
「そうらしいぞ」
アメリカも平然として言います。
「そして旗を使うんだ」
「あ、あの絶対にです」
「これ飛ばないですよ」
「鳥人間コンテストではゼロメートルですよ」
「それで戦場から脱出したある」
中国も表情が変わっていません。
「あいつの話ではそうなっているある」
「あ、あのまだ豚が喋る方が自然ですよ」
「七つの大罪のあの豚ですけれど」
「正体は煉獄の豚でしたし」
ずっと何で喋るのかわからない本豚に聞いてもさあなという謎設定でした、ですがそちらの方が自然だと驚くバルト三国でした。
第二千五十七話 完
２０２２・７・６
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