暁 〜小説投稿サイト〜
新ヘタリア学園
第二千八話  いつも来る人

[8]前話 [2]次話
第二千八話  いつも来る人
 大隈さんはお家に凝っています、そのお家にいつも来てそのうえで住むとまで言っている人がいました。
「お前の家は居心地がいいからな」
「全く、また来ているであるか」 
 大隈さんは普通に自宅にいてくつろいでいる伊藤さんに憮然として言いました。
「吾輩の家には必ず来るであるな」
「本当に居心地がいいからだよ」
「貴殿の家があるではないか」
「そこも好きだけれどな」
 何もかも建てる人達に任せて建てたお家です。
「お前の家本当に居心地がいいんだ」
「だからいつも来るであるか」
「そうなんだ、駄目か?」
「駄目ではないであるが」
 我が家の様にくつろいでいる伊藤さんに言います。
「何かと凄い光景であるぞ」
「そうか?」
「初代総理、公爵、元老が他人の家でくつろいでいるである」
「肩書なんて関係ないだろ」
「そう言うのが貴殿であるがな」
 涅槃ポーズになっている伊藤さんに言います。
 大隈さんのお家ではよく伊藤さんがいました、政界では追い出されたり追い出しそうになっていましたがプライベートではこうでした。


第二千八話   完


                    2022・6・11
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ