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DOREAM BASEBALL 〜夢見る乙女の物語〜 
煽り
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は悪びれる様子もなく笑っている。

「そう言うなよ、たぶん決勝もやんなきゃいけないんだから」
「えぇ……そんな……」

力のある相手……ましてやこちらを警戒している相手に立ち向かうためにはあらゆる手段を使わなければならない。そのためこれまでは使ってこなかった口撃を仕掛けざるを得なかった。

「まぁおかげで舞台は整った。仕掛けるぞ、この回」

全員が集合しているのを確認してそう告げるカミューニ。それに少女たちは頷いて応える。

「まずは餌を撒きつつ、チャンスを作るか。頼むぞ、美空(ミソラ)
「了解です!!」

敬礼して打席へと向かうメガネをした黒髪のツインテールの少女。準決勝の四回、ついに優勝候補の一角を破った桜華学院がその牙を向く。




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