十香ファーストバトル/救済の力
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ける決意を固める。
澪「士道の想い、私も信じる。だから士道にこれを授けるわ」
澪はブランクのガイアメモリを取り出し、光を注ぐと白いメモリが誕生しそれを士道に渡す。
士道「これは……」
澪「私の天使の力、アイン・ソフ・オウルメモリ。これでマキシマムドライブを放つと一時的に10の天使のガイアメモリの力を同時に開放するオーバーロードマキシマムドライブを発動できる。でも使えば大きすぎる霊力消費によって戦闘中に倒れる危険性がある。使う時は勝負を決める時、十香の救出とアイザックとのトドメの一撃で使いなさい」
士道は澪から受け取った切り札、士道の目に力が宿る。
士道「澪がくれたこの力、使わせてもらうよ。俺の為に、ありがとう」
澪「ええ、さあ、行きなさい。仲間が待ってるんでしょ」
士道「必ず戻って来る、待っててくれ」
士道はホルスターにメモリを刺し、扉を開けて戻る。
マリア「来たか」
士道はメンバーに強い眼差しを向ける。
士道「皆、覚悟は良いな」
レオ「あいつをぶちのめす理由も出来た。こっちは今にも暴れそうなぐらいにな」
士道「何があったんだ?」
マリア「こいつだ」
マリアが雑誌を手渡すとその記事を見る。
士道「蛭川の奴……」
レオ「士道、俺達の行いに間違いはない。そうだろう」
士道は一呼吸する。
士道「たとえどう言われようとも俺達は皆の為に戦い続けてきた、こんな卑劣な男の言い分に屈する俺達じゃない!!」
お互いその言葉にメンバーが共感した。
士道「さあ、俺達の戦争を始めようか」
十香奪還チームは転送装置を起動し、現場へと向かった。
AM13:00 風都観音商店街地区
レオ「ここか」
マリア「酷いモノだ、アーケード街がこんな無残に……」
廃墟と化したアーケード街を進んだその先には……
蛭川「待ってたよ、ライブジャスティス諸君」
スカイハイ「何故ここを戦いの場所に選んだ」
蛭川はメモリを手に語り始める。
蛭川「このアーケード街は数日前アイザックの実験で十香がナヘマードーパントに初めて変貌した場所でね、ここには280人近くの人間が生き埋めになっている」
士道「!!」
蛭川は更に追い打ちをかける。
蛭川「おかげでマスコミの良いネタになったよ。大勢を殺した人ですらな……」
ズバァ!!
蛭川「な、これは……」
士道「蛭川、それ以上言えば、容赦はしないぞ……」
蛭川の首筋にカマエルメモリを装填したスタッグフォンが付きつけられる。
蛭川「ま、これ以上は言わなくても良いかな、それじゃあ始めようか、悲劇のお伽話をさ」
バアル!! パチン!!
蛭川「霊変術」(マギナ)
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